【ショピ×コネ】愛しい人 *御子斗様リク ページ28
「ん、ありがとうございますクソ先輩」
げほげほと未だに咳をしているショッピくんに温かくしたしょうがとはちみつの混ざった飲み物を渡す。
「最後のクソ先輩は余計やろ」
ふっと笑ってやれば、ショッピくんも笑った。
その笑顔が愛しくて仕方ない。
「…っ」
と、ショッピくんが辛そうに顔を顰めて、口に手を添えた。これは「吐きそう」という感情表現なんだと思う。その様子を瞬時に理解して、ゴミ箱を持ってくる。
「…う、ぇ…」
「ん、吐きたかったらこのゴミ箱に吐いてええからな?」
「…ふ、うぅ…おぇ」
ついにゴミ箱に顔を突っ込んで嘔吐した。
俺は「おーおー、全部吐け。スッキリするで」と言いながら、ショッピくんの背中を優しくさすってあげる。
「…はー…はぁ」
荒く息をしながら、そのまま俺の膝に寝転んでくる。俺はその動作にビクッとしながら、「…あー」なんて吐いて、サラサラした髪の毛を、猫を撫でるみたいにそっと撫でる。
「…ん」
気持ちよさそうに手にスリスリしてきて、本当に猫みたいだな、なんてニヘラッと笑う。
とその前に、ショッピくんにうがいをさせないといけない。嘔吐物は後から片付けるとして、まずはそれからだ。
その後にお粥を食べさせてから、薬を飲ませて寝かせないと。
「ショッピくん。口ん中気持ち悪いんやない?うがいせな」
「…ん」
ゆっくりショッピくんは起き上がって、俺からペットボトルの水をだるそうに受け取った。
二三回ブクブクとうがいをして、そのままゴミ箱の中に吐き捨てる。
「はあ」と一息ついてから、また俺の膝に寝転ぼうとするから、「まだだめや」とショッピくんの身体を取り押さえる。
ショッピくんを姫抱きして、ベッドの上に転がし、キッチンへ向かってお粥を作る。
簡単に作って、完全したお粥に軽く梅干しを混ぜる。お粥は梅干しと合うから、よく混ぜる
ことが多い。
水と薬と一緒にお膳に上に置いて、ショッピくんの元へ急いだ。
「…すー……ん」
その後お粥を食べさせて、薬を飲ませてから子供をあやすみたいに優しくとんとんしていると、ショッピくんは寝息をたてて、すーすーと気持ちよさそうに眠ってしまった。
「ふう」とやり切ったように息を吐いて、嘔吐物の片付けを始めた。
*******
御子斗様、リクエストありがとうございました!!
587人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
🕊️🌿 - 初コメ失礼しますm(_ _)mリクエストで、ショッピくんが高熱で倒れるのが見たいです!できれば嘔吐ありでお願いしたいです(*‘ω‘ *) (9月22日 2時) (レス) @page28 id: 7d2555b9b8 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - ut受け最高すぎる!!!!♪♪♪♪♪♪♪♪ (5月28日 12時) (レス) id: 56e71e75b2 (このIDを非表示/違反報告)
雨やどり。 - 初コメ失礼します!表現仕方や言葉使いなど、凄い大好きです!推させて頂きます♡ (2023年2月13日 5時) (レス) @page39 id: 7226bc51c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - はじめまして!コメント失礼致します。私はよくピクシブの方見てるので、移行されるのであればついていきます!! (2023年1月1日 19時) (レス) @page39 id: 68da594d82 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ団子 - ദി ᷇ᵕ ᷆ )♡ (2022年9月7日 21時) (レス) @page15 id: 1c3b522674 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Iris(アイリス) x他1人 | 作者ホームページ:( ˘ω˘ )スヤァ… ( ˘ω゜)… ( ˘ω˘ )スヤァ…
作成日時:2018年12月19日 1時