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【トン×ゾム】続き ページ22

その後、治癒室に行く前トン氏を抱き上げながら、必死に声をかけ続けたが、数十分後には気を失ってしまっていた。

もしかしたらこれで死ぬかもしれない、
という恐怖を打ち負かすために、大丈夫。トン氏はこんなんじゃ死なない、と自分に言い聞かせて俺は精神を保っていた。

治癒室に着いた途端、俺は張り裂けそうになるぐらいの声でぺ神を呼んだ。
俺の声とトン氏の姿に驚愕したような表情で、
ぺ神は包帯やら消毒液やらなんやらと治療道具を持って走ってきた。

俺が抱き上げていたトン氏を今度はぺ神が抱き上げて、緊急治療室の中へと急いで行った。

「…はぁ」

大丈夫、だろうか。死んでしまわないだろうか。俺の中はトン氏がいなくなってしまうかもしれないという不安と恐怖から怯えていた。
不安を和らげるように息を吐いたが、ちっとも効果は無かった。

ずっと側で座って待っていたが、ぺ神以外の医師から「帰って休みなさい」と命令を受けてしまったため、渋々自室へ戻る事にした。


その日は、不安でいっぱいになりながら、
トン氏の事だけを考えて泥沼に沈んでくみたいに眠りに落ちた。




「……!……む…!」

「…んん」

誰かが俺を呼ぶ声が聞こえてゆっくり目を開ける。視界には窓から漏れる日差しと、そして
トントンの顔があった。

トントンが目の前にいることに過剰反応を起こしてしまい、一瞬にして起き上がりトン氏に抱きついた。

「…あいててて、やめんか、怪我人なんやから」

そう言ってふわっと困ったように笑った。
ああ、トン氏の匂いがする。いつも通りの、優しいトン氏の匂い。

そのまま無言で抱きついていると、
トン氏はふっと笑って、俺の頭を撫でながら、頰を両手で包みこんで優しいキスをしてきた。

心地いい。起きたはずなのに、また眠くなってきてしまいそうだ。

うとうとし始めた俺をトン氏は見かねたのか、
ゆっくり口を離して背中をとんとんしながら呟きはじめた。

「ゾム、眠いん?眠いなら寝てええんやで。いろいろあって疲れたやろ」

「…ん」

トン氏が俺から離れないように、もう一度ギュッとトン氏の服を握りしめる。
トン氏の暖かさと声や匂いを感じ取っていると
なぜか眠気が襲う。

これは安心しきったからだろうか。

んふふ、と笑って俺は素直に夢の世界へと意識を落とした。




起きた時には、トン氏も隣ですうすうと寝息をたてながら眠っていた。
ニコリと俺は微笑んで、「ありがとな」と額にキスをした。

【エミ総受け(という名のゾムエミ)】もっといじめて *ペンギン様リク※→←【トン×ゾム】寄り添い *もる様リク



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🕊️🌿 - 初コメ失礼しますm(_ _)mリクエストで、ショッピくんが高熱で倒れるのが見たいです!できれば嘔吐ありでお願いしたいです(*‘ω‘ *) (9月22日 2時) (レス) @page28 id: 7d2555b9b8 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - ut受け最高すぎる!!!!♪♪♪♪♪♪♪♪ (5月28日 12時) (レス) id: 56e71e75b2 (このIDを非表示/違反報告)
雨やどり。 - 初コメ失礼します!表現仕方や言葉使いなど、凄い大好きです!推させて頂きます♡ (2023年2月13日 5時) (レス) @page39 id: 7226bc51c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - はじめまして!コメント失礼致します。私はよくピクシブの方見てるので、移行されるのであればついていきます!! (2023年1月1日 19時) (レス) @page39 id: 68da594d82 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ団子 - ദി ᷇ᵕ ᷆ )♡ (2022年9月7日 21時) (レス) @page15 id: 1c3b522674 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Iris(アイリス) x他1人 | 作者ホームページ:( ˘ω˘ )スヤァ… ( ˘ω゜)… ( ˘ω˘ )スヤァ…  
作成日時:2018年12月19日 1時

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