【コネ×ロボ】の続き ページ14
一目見るだけでも愛しかったのに、
今じゃ喪失感と怒りしか込み上げてこなかった。
その着用している服にあの女の匂いがついてるのかと思うと悲しみと怒りが湧き上がってきそうだ。
何も返事を返さない俺に違和感を持ったのか、
コネシマが俺に近付いて、「どうしたん?」と
手を伸ばそうとした。
俺はその手を
__弾き飛ばした。
唖然としているコネシマにイライラが一気に込み上げ、やがて声を荒らげて叫んだ。
「俺、見たんだよ。誰か知らない女とコネシマが仲凄まじく歩いてんの!俺なんかよりもあの女の方がええんやろ!?なら早くそっちに行けばええやん!
…浮気してる奴なんかに愛してもらったって、なんも嬉しくあらへん…」
まだ呆然と突っ立っているコネシマに
突き放すように言った。
「出てって」
そう言い放すと、まるで我に帰ったみたいに、俺の名前を呼び始めた。
「ロボロ」
「出てって!」
「ロボロ、俺の話を聞いて」
「出てけって言ってんだろ!!」
めいいっぱい叫んだ後、コネシマが俺の腕を引っ張ってそのまま地面に叩きつけるように押し倒した。
「…なんや、言い訳なんか聞かへ」
「俺の話聞け言うとるやろ!」
最後まで言えなかったその言葉はコネシマの怒声によって塞がれた。
「なんやねん、さっきからずっと女だの浮気だの。何勝手に勘違いしてんねん。
お前は色々と勘違いしすぎやねん」
「っ、でも、今日、女の人と歩いて」
「アホか。アレは男だよ。有名実況者の死神さん言うてな?確かに女に見えるかもせえへんけど。死神さんと出かけてたのにもちゃんと訳がある」
死神さん…。
今のコネシマの話を聞いて、決定的な勘違いが解けた気がする。死神さんと出かけていた理由はどうやら俺に日頃の感謝としてプレゼントを渡すために、死神さんと選んでいたらしい。
全てを理解した瞬間、浮気だなんて醜い勘違いをした自分に羞恥心を持った。それと同時に顔と目尻に熱が集まっていく。
「なに泣いとるん」
「や、だって…ッずっと、浮気、やと思っとったから」
「ふは、まぁでも勘違いさせた俺も悪かったわ」
もうコネシマの声は怒ってなんかない。
柔らくて、優しい。
何回もごめん、ごめんと泣きながら謝る。
もういい、と優しく抱きしめて頭を撫でてくれたため、自分も抱きしめ返す。その際にコネシマは耳元で囁いてくれた気がする
「ずっとそばにおるよ」
確か、そう言っていた。
******
こういうの好き。
【ゾム×ひと】壊して愛して。*frisk様リク ※→←ありがとうございますうううう
587人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
🕊️🌿 - 初コメ失礼しますm(_ _)mリクエストで、ショッピくんが高熱で倒れるのが見たいです!できれば嘔吐ありでお願いしたいです(*‘ω‘ *) (9月22日 2時) (レス) @page28 id: 7d2555b9b8 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - ut受け最高すぎる!!!!♪♪♪♪♪♪♪♪ (5月28日 12時) (レス) id: 56e71e75b2 (このIDを非表示/違反報告)
雨やどり。 - 初コメ失礼します!表現仕方や言葉使いなど、凄い大好きです!推させて頂きます♡ (2023年2月13日 5時) (レス) @page39 id: 7226bc51c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - はじめまして!コメント失礼致します。私はよくピクシブの方見てるので、移行されるのであればついていきます!! (2023年1月1日 19時) (レス) @page39 id: 68da594d82 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ団子 - ദി ᷇ᵕ ᷆ )♡ (2022年9月7日 21時) (レス) @page15 id: 1c3b522674 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Iris(アイリス) x他1人 | 作者ホームページ:( ˘ω˘ )スヤァ… ( ˘ω゜)… ( ˘ω˘ )スヤァ…
作成日時:2018年12月19日 1時