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「うん!一緒に住もうよ!おれの家おいで!アパートの一室みたいなとこ住んでるからさ!母さんもほとんど来ないし。」
「いや、おれ親を説得できる自信ないよ?」
「そこは大丈夫。おれが親を通して説得しとくから♪」
「はぁ?それ大丈夫じゃないよね?」
「大丈夫だからぁ♪あとはぁ…あったっけ?」
「おれが聞いた限りでは。まぁやったことあるのとか多いし。」
「だよね!それ思った。だからちゃんと言っといたけど。」
「へ?…いや、ちょっと待って。言っといたって?」
「?だから、本当のことはちゃんと言ってるよって。キスしたことあるよー?とか。」
「なんでそーゆーこと言うの!?付き合ってないって言ってるのにキスしたことあるって、おれが言ってること明らかに嘘って分かるじゃん!」
肩を掴んで揺らすと、キョトン、とした顔をして、
「だって嘘ついたらいけないでしょ?」
と平然とした顔で言った。
悪気はないんだろうし、正論だ。言い返せない。
「分かった…けどさ、でもやっぱり男同士が付き合ってるって、変な目で見られる可能性が高いでしょ?だから隠しておいた方がいいんじゃないのかなぁって。」
「あぁ、…ま、大丈夫でしょ!」
軽く流され、半ば呆れながらも頷くことしかできなかった。
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作者名:香音 | 作成日時:2017年10月22日 11時