35 ページ36
、
乙夜「んで、どんなアドバイスくれるの?」
そうだなぁ、、、
少し考えるような素振りを見せ、
まずは烏に視線を相手に会わせに行きながら、ゆっくりと口を開いた
『まず烏。君はねぇ、さすが分析屋と言ったところか、相手を観察して分析する能力はピカイチ。そして運動能力も文句はない。たーだ、』
そこでボールを足元に引き寄せた
そして軽く扱っていく
まるで足元に吸い付くかのような動きをするボール
それをみながら言った
『相手の重心に意識を置くのは良いけれども、うまい奴は重心の置き方が違ってもボールを扱える。精度は落ちても、高度な重心フェイントを使って想像以上のプレイをしてくるものもいるんだ。OK?』
コイツには一度玲王と練習させてみたいものだ
オールマイティーな玲王なら、高度タイプの重心フェイントもできるようになってくれるだろう
お互い技も得てWinWinだし
一度ボールを上げて頭の上に落とす。そのまま頭の上でボールをキープしながら次は視線だけ氷織に向けた
『氷織は、反応性と空間の把握による危機察知がとても良い。でも見てみて、』
頭の上のボールをキープさせながらフィールドを指差した
『わかってると思うけど、フィールドはこんなに広く、なおかつ本番はもっと人が多い。プレイヤーによってはパス、シュート、ドリブル、トラップの中でも無限の可能性を産み出してくるんだ。
その無限の可能性をすべて察知して抑えるのがベスト。でもしんどいだろうから、まずはその無限の可能性を有限にしよう。そこからだ』
ポッと頭からボールを落として今度は足首の上でバランスをとる
最後は乙夜だ
『乙夜。君は、、、そうだな、キーパーしか見れてないからあまり言えることはないけど、ボールをよく見るのも良いが、氷織同様、もう少し視野を広げてみても良いかもしれない。海外のチームとかになってくると、ボールの位置を錯乱させるようなプレイもしてくるからね』
すべて言い終わってボールをゴールにシュートした
えげつい回転をかけながら、力の差で圧倒させるように。
上には上をいるということを、改めて自覚してほしかったのもある
美しい弧を描きながらゴールへと吸い込まれる。
それを見送り、3人の方へ視線を移しかえると、
3人はこちらを見つめて黙っていた
な、なにかヤバいこと言ったかな私
背に冷や汗が流れた
362人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むーくん - 音ちゃんさん» えぇ、嬉しすぎます😭😭続きもちょっとずつ更新するので見てください❤🔥 (4月16日 22時) (レス) @page48 id: fa8725e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
音ちゃん - おもしろい…!!!もっともっと人気になってほしいです!!!応援してますね! (1月10日 17時) (レス) @page50 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:むーくん | 作成日時:2023年4月10日 19時