頰が熱くなるのは ページ15
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ひたすら歩いて気付けばお昼を過ぎていて
『お腹が空いて…限界です』
JN「僕も…」
そんな自分達の弱々しい声と共に沢山の人人の間をやっとこ抜けてお洒落なカフェに入った。
可愛い店員さんに通されたのは窓際の席で腰掛けると溜まっていた疲れがどっとやって来て、あー…と上に体を伸ばす私を観て笑うソクジン先輩。
JN「疲れた?」
『はい、だってオッパ、見たいお店結局見つからなくてひたすらぐるぐるなんですもん』
JN「ひゃひゃっ、ごめんね」
何が面白いんだと、疑問の眼差しを向けると、お昼奢るから許してなんて先輩は愉快に笑った。
他愛もない話をしていると運ばれて来た料理、美味しくて夢中で完食すれば
JN「Aはちゃんと全部完食するよね」
何てニッコリ笑う先輩
『食べるの好きですから、オッパには負けますけど』
JN「そんな見た目で僕より食べたら怖いよ、ははっ」
楽しそうに笑う先輩に思わず私の口元が緩んでしまう
JN「やっと素で笑ったね。」
『…え?』
JN「なんでもない、こっちの話。そろそろ行こうか」
そう言って伝票をサッと手に取りレジに向かう先輩
その背中を急いで追い掛けてお金を出せば
JN「要らないよ、さっき沢山歩かせたお詫び」
なんて、頭を優しく撫でられて
朝よりも更に頰に熱が集まる私は単純で何故か苦しくなった。
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葵(プロフ) - 架純さん» コメントありがとうございます。返信だいぶ遅くなってしまい申し訳ありません!そう言って頂けて嬉しい計りです…最後までありがとうございました。 (2020年6月7日 19時) (レス) id: 7e4da3a66e (このIDを非表示/違反報告)
架純 - ごめんなさい。完結です。本当に更新されるのが楽しみな作品でした!最後まで読むことができて幸せでした。 (2020年5月11日 23時) (レス) id: 5bc4c38947 (このIDを非表示/違反報告)
架純 - 間欠、お疲れ様です。惹かれる、素敵な作品を読ませてくださり、ありがとうございました! (2020年5月11日 23時) (レス) id: 5bc4c38947 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 舞子さん» 舞子さんコメントありがとうございます。もう、その様に言って頂けて嬉しく有難い計りでございます。更新中々出来ずでお待たせしてしまいすみませんでした。私もまた彼らを描けたらと思っております。最後までお読み頂きありがとうございました。 (2020年5月11日 3時) (レス) id: 53c331a9e9 (このIDを非表示/違反報告)
舞子(プロフ) - 葵さん、素敵な作品をありがとうございました。偽物彼女の世界観に浸れた日々はとても幸せでした。ユンギくんの気持ちが最後に切なく描かれて涙が出ました。またどこかで彼らに会えたら嬉しいです。お疲れ様でした (2020年5月11日 3時) (レス) id: acc8d9f98e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2020年2月10日 2時