トリカゴ 3 完

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『だから…大丈夫。絶対大丈夫』




そう強く呟いて優しく笑う僕の愛しい子

ここ数日でこんなにもこの子は強くなったんだ。






　



　
ずっと繰り返す本当の自分を押し殺す毎日の中、助けてと…解放されたいと何度も思った。
そんな中で見つけた心地良い居場所

あの店の仲間達と愛しい彼女の温もり


　
あんなにもがき解放されるのを願っていたのに、
解放された今

その一つが無くなった瞬間…僕はやって行けるか不安だった。そんな僕の気持ちを先回りして分かっていたユンギヒョンの言葉

「戻って来るなよ」


そして愛しい彼女の

『1人じゃ無いよ。』この言葉がぐうっと僕の心に染み込んで行き、


　
あぁ、僕は大丈夫だ。
そう心で呟くと同時に強く想った






　


　
　



　



　


「A、何があっても離さないからね。」

　


『離れないよ。ずっとジミンくんと一緒に居る。』

そう言って少し頰を赤らめながら優しく笑う彼女に



　

これからも彼女のこんな照れた可愛い顔も

優しい声も暖かい温もりも
全部全部ずっと僕だけが知っていたい、


いや、僕だけが知っていよう…永遠に。


そう強く改めて想った。







　


　

　


　




きっとこれから僕達に沢山の壁と偏見が待ち構えているだろう。

だって僕達は義理の兄妹なんだから




　



　


　



　



それでもきっと僕達なら大丈夫

ずっとお互い我慢してすれ違って来た。


時には酷く傷付け突き放した。



　
…全てが自分達の力って訳では無いけれど、




それでも繋がった僕達だから




　





　



　



　


　





2人で真っ青で広いこの空をずっと永遠に






仰いで行こう。





　















　
end


.

　

　

　
　

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