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JM「テヒョンくんずっと付き添ってくれたんだよね…ありがとう。このまま病院連れて行くから……もう大丈夫だよ、ここからは僕が居るから」
小さく華奢な肩を小刻みに揺らしている彼女を抱き締めながら俺に、にっこり微笑んでそう言ったパク・ジミン
この2人、何かある事は薄々分かっていた
パクジミンのAに対する視線や表情に声のトーン…そして異常すぎる執着心
Aのこいつに対しての視線や態度
でも今確信を持った、この2人の関係は兄妹なんてそんな純粋な物じゃない
未だに俺をじっと見つめ続けるパクジミン、
腕の中で泣いているAを愛おしそうに抱き締めて優しく撫でて…、穏やかに微笑んでいるパクジミン、でも俺を捉えるその瞳は冷たくて…早く俺達から離れろ
そう言っている様に感じとれた瞬間、
ヒヤッと背中に何かが走った
「……A、またな」
『っ、テ、ヒョン、ありがとうっ』
そう涙声で言った彼女に「よしよし」そう言って彼女の頭を満面の笑みで撫でるパクジミン。
よく分からない気持ちが込み上げて来て、俺は足早にその場を後にした。
異常だ…異常だよこんなの
守ろうと思った、
彼女をあいつから離さなきゃって…あの日…、
彼女の肩あたりに出来た赤黒い歯型を見た時から。
でも…それは間違いだったのかもしれない、
いや……あの時は間違っては居なかった、いつから変わった?Aがあの道に行ったあの日…パクジミンが熱で倒れそうになったあの日からか?
違う、もしかしたら最初から分かっていたのかもしれない。ただ認めたくなかった…そうなのかもしれない
俺らの前では強がるAが、意図も簡単にパクジミンの腕に包まれたら泣いた
きっとAは………。
頭の中でそう呟くと同時に訳もなく急いでいた足を止める
後ろを振り向くと視界に映る、まだ2人が居るであろう校舎。そんな校舎を見つめながらずっと心にしまって置いた言葉
「……ホソギヒョン……………取られちゃうよ…」
ポツリと呟いた
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葵(プロフ) - ひかさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心してます^ ^ありがとうございます! (2019年10月18日 2時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - Pちゃん()さん» いつもコメントありがとうございます!嬉しいお言葉ありがたいです(;_;)! (2019年10月18日 2時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひか(プロフ) - Sほそく…好きです…!! (2019年10月7日 18時) (レス) id: 63030a26f2 (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん()(プロフ) - この小説大好き!ドキドキが止まらない! (2019年10月4日 17時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心してます…嬉しいです!!ありがとうございます!頑張ります! (2019年9月26日 23時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2019年9月13日 0時