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『ねぇ、テヒョン』

TH「んー?」

『男の子って嫌いな子でも…抱ける?』















TH「…………は?…」

ピーッと高いホイッスルの音が響く体育館、
目の前で繰り広げられている男子同士のバスケ試合を体育館の端の方で体育座りし、ぼんやり眺めながら隣で同じ様にぼんやりしていたテヒョンにそんな質問をしてみると、テヒョンは目をまん丸にして私を見た。そんなテヒョンに、しまった…と後悔と焦りが生まれる















『…ド、ドラマでそーゆーのがあってさっ…』
そう言った私に、なんだよ…と、呟き安堵した様な顔になったテヒョン
TH「…俺は無理だけど……まぁ関係無く出来る奴も中には居るんじゃね?」

『そうなの、か…』













じゃあ…ジミンくんは出来る人なんだろう、なんて頭の中で呟きながら視線を体育館の自分達が居る方とは反対の奥の方に向けると、バスケの試合をしているジミンくんが目に映る。
2年生になってから1組と私達のクラス2組は合同で体育をやるようになった、視線に映るジミンくんは器用にボールを操りすんなりとゴールを決め、爽やかに微笑んだ。そんなジミンくんに周りの女子達は黄色い声援を上げ、同じチームの男子達は盛大に喜んでいる









…流石皆んなのジミンくん。そう思いながらボーっとジミンくんを眺めていると
TH「トイレ行ってくる」そう言って隣で立ち上がり私の頭にポンと手を置いたテヒョンに行ってらっしゃいと、手を振ると、トイレに向かったテヒョン

















テヒョンがトイレに向かい何秒か後だった、

「パクさん、隣いい?」
そう言われてパッと声の方に顔を向けると今さっき目の前で試合が終わった、同じクラスの男子が微笑みながら立っていた


『あ、どうぞ…』
そう呟いて少し左にズレると「ありがとう」と私の右側に腰を下ろした男子

























「俺、初めてパクさんと喋った」

『え…あ、そうだね』

「いつもテヒョンくんと居るからさ…話し掛けにくくて」そう言ってふふっと笑う彼。





























「ホソク先輩と付き合ってるんでしょ?」
そんな彼の言葉にチクッと胸が痛む


『…はい、』


「ホソク先輩素敵な人だもんね……あ、パクさん、袖が内側に入っちゃってるよ?」








『え……本当だ…』

いつからだろう…全然気づかなかった、恥ずかしい、なんて思っていると、隣の彼が直してあげると私の袖に手を伸ばした
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(プロフ) - ひかさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心してます^ ^ありがとうございます! (2019年10月18日 2時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Pちゃん()さん» いつもコメントありがとうございます!嬉しいお言葉ありがたいです(;_;)! (2019年10月18日 2時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひか(プロフ) - Sほそく…好きです…!! (2019年10月7日 18時) (レス) id: 63030a26f2 (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん()(プロフ) - この小説大好き!ドキドキが止まらない! (2019年10月4日 17時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心してます…嬉しいです!!ありがとうございます!頑張ります! (2019年9月26日 23時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年9月13日 0時

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