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テヒョンとホソク先輩と会話しながら少し時間が過ぎた頃


「Aさん、こちらに来てもらえますか?」

そう看護師さんに呼ばれ診察室の隣にある、処置室と書いてある部屋に入った。

















なんだろう…ジミンくんに何かあったのかな…何て不安になっていると部屋に私を招き入れた看護師さんは私の気持ちを感じとったのか優しく微笑み
「呼吸も脱水症状も落ち着いて来て大丈夫ですよ。不安にさせてしまってすみません」そう呟いた看護師さんに安心した。





















『良かった…いえ、大丈夫です』


「ただ、点滴中に寝てしまったのですが……寝ながら何度か貴方の名前を呼んでましたので」














『え、』

思い掛けない看護師さんの言葉にそんな声が出た私。そんな私に看護師さんはニッコリ優しく微笑みゆっくり口を開くと

























「貴方の事きっと凄く大切なんだと思います。点滴の間…後、何十分間ですが側に居て上げて下さい。」そう呟いた










































目の前の白いベッドに横になって眠っているジミンくんをベッドの直ぐ横に看護師さんによって置かれたパイプ椅子に座り見つめる








穏やかな表情で眠るジミンくんは、ついこの間より更に痩せた気がする。ゆっくり手を伸ばし少し目に掛かっている前髪を瞼からずらすと、

JM「………A………」そうゆっくりと穏やかな寝顔のまま私の名前を呼んだジミンくんに私の動きが止まる、

『ジ…ミンくん?』そう問い掛けるも答えは勿論寝ているジミンくんからは返って来ない
























…看護師さんが言ってた事、本当なんだ…私の名前を……でも何で嫌ってる私の名前なんかを…、
そうぼーっとジミンくんを見つめながら頭の中で呟いていると、視界に捉えたジミンくんの右手。ジミンくんのお腹の上に乗っているその右手は拳が赤黒く染まっていて良く見ると所々痛々しく皮が剥けていた。

そんな血で染まったジミンの右手をそっと両手で包むと、何故か胸がきゅーっと苦しくなって























『…ジミンくん、ごめんねっ』






包み込む力を少し強くして自分のおでこにジミンくんの右手をくっ付けそう呟くと
私の両手に包まれるジミンくんの右手がほんの少し、私の両手を包み返した気がした。




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(プロフ) - ひかさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心してます^ ^ありがとうございます! (2019年10月18日 2時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Pちゃん()さん» いつもコメントありがとうございます!嬉しいお言葉ありがたいです(;_;)! (2019年10月18日 2時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひか(プロフ) - Sほそく…好きです…!! (2019年10月7日 18時) (レス) id: 63030a26f2 (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん()(プロフ) - この小説大好き!ドキドキが止まらない! (2019年10月4日 17時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心してます…嬉しいです!!ありがとうございます!頑張ります! (2019年9月26日 23時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年9月13日 0時

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