彼と私の秘密授業

44限目 ページ45

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あーなる程ね。だからか…って納得出来る訳が無い、無いに決まってる！







「いや、待って、確かに私は顔で判断しないけどさ、いきなりほっぺにキスって可笑しくない？！しかもキスなんてこんなもんって言ったじゃん！」


TH「だってほっとけ無かったんだもん！お弁当駄目にしちゃったし、Aちゃん泣いちゃったから！ほっぺにキスされたかったって言ったからつい…こんなもんて言ったのは、元気付ける為ってゆーか…とりあえず元気になって欲しかったの！」

何だかよく分からないけど、何処までも素直なテヒョンの事だ。本当に私に元気を出して欲しくてやったんだろう、それだけは良く分かった。


















TH「…授業してあげるって言ったのも、ジミナに失恋したって分かって、ジョングギのお姉ちゃんって分かって…ほっとけ無かったから。他の女子なら絶対してないよ。」


「…ふーん、その割には手繋ぐのもハグもキスもお上手でしたけどね」


TH「それはその…ネットとか映画とか観て勉強した。」


「え…それは、予想外だわ。まじか…」


TH「後…Aちゃんが余りにも予想以上に可愛いくてその…本能で動いた部分もあるかも…」

そんな発言に顔がカッと熱くなるのが自分で分かった。





















「ば、馬鹿変態！！」

TH「酷い！Aちゃん酷い！しょ、しょうがないじゃん！Aちゃんが可愛いのが悪いんだよ！」

顔を赤くしてそう叫ぶテヒョンに私は余計に顔が熱くなる。



















TH「Aちゃんこそ！何でキス拒まなかったの？」
…鈍感な奴めと、恨めしくテヒョンを見つめると不思議そうに私を見つめたテヒョン。私は少し息をふぅと吐いて答えた。


















「す、好きだから。」




TH「…へ…」




「好きだから拒まなかったの、テヒョンの事好きだから。」


あぁ、きっと私顔が真っ赤だ。でもやっと伝えられた事にどこか満足感が生まれる。
目の前のテヒョンは目を大きくさせて固まっている。






















「て、テヒョン？」


TH「…Aちゃん、それ本当に？」


「え、うん。本当だよ」
彼からの質問にそう答えた数秒後、気が付いた時にはテヒョンの腕の中で、ぎゅっと私を抱き締めながら








TH「どうしよう…嬉しくて俺死にそう…もう駄目だと思ってたから…2日間ずーっと部屋籠って泣いてたのに…どうしよう…Aちゃん好き、大好き」


そう言った彼が凄く愛おしい。

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