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勢いとは怖いもので…
ジミンに急かされ私も今じゃなきゃ駄目だ!と、アドレナリン全開で自転車を漕いで今キム家であろう家の前に立っているけど…緊張し過ぎて真夏なのに汗が引っ込んでしまった。
キム家の窓のカーテンから溢れる光が何だか私の緊張を際立てて中々インターホンを押せない。
もう21時半前後になる。こんな時間に押し掛けるとか迷惑でしかなく無い?どうしよ、ご両親出てくるよね?なんだこの常識外れな女の子はとか思われたら?テヒョンに嫌な顔されたら?
なんて頭の中で色々ぶつぶつ呟いていたけれど、それでもテヒョンに会いたい!と最終的に潔くインターホンを押した。
ピンポーンとお気楽な音を上げたインターホンに少しの静寂が訪れ私は生唾を飲んだ。
緊張し過ぎて、こわ…過ぎる…。なんて意味分からない事を頭で4回唱えると
バタバタ音がしてガチャリと開いた玄関から出て来た人を観てホッと安堵に包まれた。
TH「Aちゃん!!…ど、したの?!」
「テヒョン、」
あぁ、駄目だ。顔を見ただけ、名前を呼ばれただけでも泣いちゃいそう…、
びっくりした顔で私を見るテヒョン。
私は何から言えばいいかとアワアワしてしまう、そんな私にテヒョンは玄関を全開にした。
TH「とりあえず、入る?」
「え、あ、、お邪魔します。」
家の中に入れてもらいテヒョンの部屋に通された。ジュース持って来る!と、部屋を出て行ったテヒョンを見送りちょこんとクッションに座り部屋を見渡してみる
…凄くシンプルだなぁ…意外と綺麗にしてるんだなぁと、思った瞬間にティッシュで溢れたゴミ箱に飲みかけのペットボトルが3本机に放置されてるのを見つけ、まぁ男って感じだな、うん、なんて思った。
…それよりテヒョンの匂いでいっぱいで私酔いそう…生きて帰れるかな
と心で呟くとドアが開きジュースが入ったグラスを二つ持って来たテヒョン
TH「はい、どーぞ」
「ありがとう。…ごめん、夜こんな時間にいきなり」
TH「大丈夫大丈夫!今日親も兄弟もキャンプ行ってて居ないから」
「そっか…」
対面に座ったテヒョンの顔をよく見つめると目が腫れて居て鼻の先も赤かった。そんな彼に私は申し訳無さで一杯になり
「テヒョン、ごめんね」
そう呟いた。
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kemio最&高 - マジ、最高過ぎるで! (2020年8月16日 9時) (レス) id: 08c8c73ab0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちこ(プロフ) - ゴーグルでキムテヒョンに堕ちました・・・ (2020年8月6日 13時) (レス) id: bc049b52d2 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ - マジ泣きしてますぅ………………感動物ですね (2019年10月3日 12時) (レス) id: 3685fa0611 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - くれあさん» コメントありがとうございます。うわぁぁ!!そう言って頂けて嬉しいばかりです…、私もくれあさん愛してます!!笑、最後まで読んで頂きありがとうございました^^ (2019年8月19日 19時) (レス) id: fe3b2a0120 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - レーズン君さん» コメントありがとうございます。スバラシィマァな作品に出来て良かったです!!テヒョン君ジミン君ジョングクさんと最高な人間に囲まれて…本当デュフフフですね(笑、読んで頂きありがとうございました^^ (2019年8月19日 18時) (レス) id: fe3b2a0120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2019年8月1日 11時