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37限目 ページ38

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言い放った私に目の前の2人はびっくりしたのかそそくさと退散して行った





そんな2人が居なくなった場所を見つめボーっとしてしまう私
頭の中の血管がドクドクと凄い強さで脈を打っているのが全身に痛い程伝わる








頭が痛い、そう思いながらふらふらとした感覚に襲われていると

TH「お待たせ」
そう言われて振り返れば笑顔のテヒョン。





















「テヒョン、」


TH「さ、だいぶ人も落ち着いて来たし帰ろうか!」

そう言って自転車に跨り私を後ろに乗せ走り出す。












テヒョン
あの話は本当なの?噂になる程の事をしているの?私を弄んでるの?だから授業してあげるなんて言ったの?じゃあ何であんなに優しい笑顔を向けたの?優しくしたの?照れたの?テヒョン、私分からないよ、






そう彼に問いたいけれど、弱虫な私は聞けずただただテヒョンの大きな背中を見つめるだけで気付いたら私の家の前に着いていた














TH「はい、とーちゃーく」



「…あ、ありがとう」

自転車を降りた私は、テヒョンの顔を真っ直ぐに見ることが出来ず下を向いた。












私は勿論、テヒョンも何も言わなくて無言の気まずい時間が流れる
でも先に沈黙を破ったのはテヒョンの方で








TH「Aちゃん、こっち向いて」




そう呼ばれて彼の方を見ると























優しく彼の唇で私の唇が塞がれた


















そのキスは今まで1回しかキスをした事が無く、恋愛経験が無い私でも分かる位、余りにも優しくて思わず目を瞑る。




さらに、優しく頰を両手で包まれ自分の身体にじわじわと熱が走るのが分かったかと思えば、するりと舌が入って来て、もう溶けてしまいそうな感覚に浸った。











自分の家の前で近所の人に見られちゃうかもしれない、もしくは見られているかも知れないのに何分こんなに優しいキスをしたのだろう









ゆっくりと口を解放されてやっと息をまともに吸う事が出来た私。テヒョンも同じなのか、私と同じ様に少し肩を上下させながら息をしていた







このキスは、どうゆう意味?授業?弄び?それとも…テヒョンの気持ち?そう心の中で彼に問い掛けていると





TH「…どうして、拒否してくれないの?」


そう切なく笑って呟いた彼に胸が苦しくなり、彼の名前を呼ぼうとした私に



















TH「Aちゃん、もう授業終わりにしようか。」



彼はそう呟いた。

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , テヒョン   
作品ジャンル:恋愛
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kemio最&高  - マジ、最高過ぎるで! (2020年8月16日 9時) (レス) id: 08c8c73ab0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちこ(プロフ) - ゴーグルでキムテヒョンに堕ちました・・・ (2020年8月6日 13時) (レス) id: bc049b52d2 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ - マジ泣きしてますぅ………………感動物ですね (2019年10月3日 12時) (レス) id: 3685fa0611 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - くれあさん» コメントありがとうございます。うわぁぁ!!そう言って頂けて嬉しいばかりです…、私もくれあさん愛してます!!笑、最後まで読んで頂きありがとうございました^^ (2019年8月19日 19時) (レス) id: fe3b2a0120 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - レーズン君さん» コメントありがとうございます。スバラシィマァな作品に出来て良かったです!!テヒョン君ジミン君ジョングクさんと最高な人間に囲まれて…本当デュフフフですね(笑、読んで頂きありがとうございました^^ (2019年8月19日 18時) (レス) id: fe3b2a0120 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年8月1日 11時

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