31 ページ31
.
Aヌナ、、どうして此処に?
そう頭の中で呟いたのと同時に
ユンギヒョンが、A…と小さく呟いた
「楽しかったですか?私を騙して。」
そう少し震える声で言った彼女の瞳は凄く悲しさと怒り、そして失望でいっぱいだった
そんな顔にさせてしまったのは自分で
愛しい彼女のそんな顔を見ていられず俺は下を向くしかなかった
YG「あのな、、A」
「言い訳なんて聞きたくありません。」
ユンギヒョンが何か言おうとしたのを遮る彼女
「私、信じてました。ジョングクくんの言葉全部」
その言葉は俺の耳から足のつま先までビリビリと一瞬で広がった。
ヌナ、違うんだ
何が違う?
ヌナの言う通りだ
騙した、騙してた
ヌナを深く傷付ける為に
ヌナが憎くて憎くて仕方なくて
壊したくて堪らなかった
そうだった。
でもね、Aヌナ
俺は___________
「最低___っ……サヨウナラ。」
そう震える声で、でも強く言い放ち出て行ったヌナ。
一番恐れていた事だった。
Aヌナからの拒絶。
一瞬で頭が真っ白になり、この間までのヌナとの思い出が凄いスピードで頭の中を駆け巡った。
初めてヌナに会った日
初めてヌナが俺を見た目
初めてヌナが俺に見せた笑顔
数学を一生懸命解く姿
涙を堪えようと拳にありったけの力を入れる姿
今にも壊れそうなのに強がる姿
初めて俺に身を任せ泣いた姿
顔を真っ赤にして恥ずかしさを堪える姿
『ジョングクくん…ありがとう。私ね、ジョングクくんのお陰でね、元気にやっていけてる。…テヒョナとルナちゃんを見かけても、、前より辛くないのは、ジョングクくんが笑わしてくれるからだよ』
目頭が熱くなるのが分かった
同時に怒りがこみ上げてくる
JK「…ヒョンのせいですよ。」
YG「しらねーよ。全部お前が蒔いた種だろ、俺は賭けに乗っただけだ。」
そうだ
ユンギヒョンの言う通り全部俺が蒔いた事
分かってる、分かってるよ
俺は、1万円札を机に置き
ゆっくりと保健室を出た。
.
1418人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すみれ - 最初は、バッドエンドで終わるのかなと思ったけど、最終的に、ハッピーエンドで終わってよかったです。 (5月30日 17時) (レス) @page48 id: 83c0cebc8e (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ユジンさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心しました(;_;)私も自分で書いていてそうおもいました!笑。最後まで読んで頂きありがとうございました! (2019年8月1日 16時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
ユジン - こんな彼氏欲しいです(´TωT`) (2019年8月1日 12時) (レス) id: 0abec50d21 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:葵 | 作成日時:2019年2月14日 19時