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グランドを見下ろすと案の定
凄く楽しそうに笑い合い校門へと向かう
キムテヒョンとルナの姿。
へー、こんな元気そうなのに微熱ね…
そっと頭の中でそう呟く。
JK「あんなにくっ付いて歩いて、ちゃんと歩けるんですかね?」
ベタベタくっつきながら歩く2人を
心底気持ち悪いと思いながら呟くと
「、そ、だね。」
そう少し泣きそうな顔で答えたヌナに
JK「もしかして、あれAヌナの彼氏ですか?」
なんて、答えを分かりきった質問をすると
びっくりしたように俺を観る彼女。
JK「ヌナの顔見てれば分かりますよ。」
「そ、か…」
JK「Aヌナ。しちゃいましょうか、」
2人から視線を離し
彼女を薄っすら笑い見つめ呟くと
「な、にを?」
そう不安と怯えた顔で問う彼女に
胸がざわざわとした。
JK「浮気。しちゃいましょう。」
ピクリとも動かない彼女に言葉を続ける。
JK「どうします?俺としますか浮気」
ゆっくり近づき手を伸ばしながら
彼女の目が一瞬揺らいだのを確認し
ゆっくり左手で彼女の右頰を包んだ。
「ジョ…ングクく、ん」
そう呟いたAヌナの頰は、少しだけ赤く
ふんわり暖かくて愛おしく感じた。
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JK「Aヌナ、俺と堕ちるところまで堕ちてみようよ。」
そう呟いて薄く笑い
じっと見つめる彼女の唇に自分の唇を
ゆっくり近づけていく。
後、数センチ___________
ーグッッ
強く胸を押され
はっとして目を大きく開くと
離された自分の体と
下を向き手をありったけ伸ばし俺の
胸を押している彼女の姿。
JK「…ヌナ?」
「…出来ない、っやっぱり出来ないよ、」
「テヒョナが…好きだから、出来ない」
そう言った彼女に
胸を真っ黒に染めていた何かが
ふわっと白い何かに染められて行くのが
分かった。
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すみれ - 最初は、バッドエンドで終わるのかなと思ったけど、最終的に、ハッピーエンドで終わってよかったです。 (5月30日 17時) (レス) @page48 id: 83c0cebc8e (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ユジンさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心しました(;_;)私も自分で書いていてそうおもいました!笑。最後まで読んで頂きありがとうございました! (2019年8月1日 16時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
ユジン - こんな彼氏欲しいです(´TωT`) (2019年8月1日 12時) (レス) id: 0abec50d21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2019年2月14日 19時