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YG「小さい頃からずっと恋もした事無くて、好きとかよく分かんなくてさ、兎に角バスケバスケ、部活部活で生活して来たんだ。」
「そうなんですか…」
YG「でも……そんな俺に中3の夏休み、いつも部活帰りに行ってる、駄菓子屋のおばちゃんが、いきなり写真を見せて来た。」
「へー、、、え、」
ユンギさんの言葉にピタリと
止まる私。
駄菓子屋のおばちゃんて、
私のばぁちゃん?
YG「…その写真に写ってたのは、綺麗な顔をした男の子と女の子で…俺は、一瞬でその写真の女の子に恋してた。」
心臓がギュッと痛くなった。
待ってユンギさん
それって、
「、ユンギさんあの、」
そう言った私にユンギさんは
いいから、最後まで聞けと
前を向いたまま呟き
話を続けた。
YG「おばちゃんは、これ私の自慢の孫なんだよ、なんていいながら俺にその2人の話を、その日から店に行く度に毎回してくれた。」
YG「色々な話を聞く度に、、彼女を知って行く程に俺は、どんどん彼女に惹かれて行って、逢いたい、話したい、そう毎日思う様になってた。」
「…。」
YG「でも、まぁ現実会える事も無く高1になって初めて彼女が出来た。…でも、やっぱりどっかにその写真の女の子が浮かんで、4人位と付き合ったりしたけど、そこまで好きになれなくて全部長く続かなかった。」
ユンギさんの話に心臓が
ドキドキと、早くなる。
YG「で、もーいっそ恋なんていいや。バスケに打ち込もうと決めた高校最後の今年の夏休み、、」
そう呟き言葉を止めたユンギさんは
自転車を停めた。
そんなユンギさんのお腹から両腕を
離すと、ユンギさんは
ゆっくりと私の方を向いた。
私を見つめたユンギさんは
頰を赤らめていて
なんとも恥ずかしそうに
息を吸うと、
真っ直ぐに私を観て言葉を続けた。
YG「いつも通り、駄菓子屋に行ったら毎日毎日逢いたくて話したくて堪らなかった、彼女が居て、運命かと思った。」
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チェヨン - 割りと気になる、あの味(∞∵∞)/ (2020年11月11日 2時) (レス) id: 63cd4095fc (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 明さん» コメントありがとうございます!青春を感じて頂けてたらと思い描いていたので嬉しい限りです(;_;)!是非読み返して下さい!笑。最後まで読んで頂きありがとうございました^_^ (2019年4月28日 7時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - みほさん» コメントありがとうございます!素晴らしい作品だなんて…そう言って頂けて有難いばかりです(;_;)また読み返したいだなんてありがとうございます(*´-`)亀更新がちですが頑張ります!最後まで読んで頂きありがとうございました^ ^ (2019年4月28日 7時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます!ドキドキして頂けて良かったです(*´-`)ホッコリ作品が作りたかったので、そう言って頂けてとても嬉しいです^ ^!最後まで読んで頂きありがとうございました! (2019年4月28日 7時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - コットンさん» コメントありがとうございます!そう言って頂き嬉しい限りです(;_;)最後まで読んで頂きありがとうございました^_^ (2019年4月28日 7時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2018年7月17日 2時