日輪笑顔

44本目 ページ44

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ユンギさんのお腹に軽く両腕を回し
自転車の振動に少し揺れながら
ゆっくり流れて行く
景色を眺める。


















結局、ユンギさんに
店まで送ってもらう事になった私は



ゆったりと流れる景色を眺めながら
少しモヤモヤする気持ちと
戦っていた。























ユンギさんに抱き締められ
小さく呟かれた後、
動けなくなった私に対してユンギさんは、

体をゆっくり離し




店まで送る、後ろ乗れ、

そう言って私を自転車に乗せた。
































あの抱き締めたのは、何だったの？

やっと抱き締められた、
ってどーゆー事？











告白の答えは？

もしかして私が告白したって
分かってない！？











いや、でも
Aの気持ちちゃんと伝わったから

って、言ったよね、、？




































自転車に乗ってから
一言も言葉を発していない
ユンギさんの背中を見つめながら
頭の中でぐるぐると
そんな事を考えていると























YG「あのさ」












いきなり言葉を発したユンギさん。





私は、びっくりして肩が揺れたけど
何とか誤魔化し
何ですか？と、あくまで冷静に返した。



























YG「俺、中3の時からずっと好きな人がいてさ」
















そんなユンギさんの言葉に
ドクリと心臓が変な音を立てた。















「、ユンギさんその話聞かなきゃだめですか？」
















告白して、抱き締められたのに
ずっと好きな人がいるから無理、とか
言われたくないなぁ
何て思う私に対して
























YG「あぁ、聞かなきゃだめだな。」









そう前を向いたまま答えたユンギさん。



















そんなユンギさんの背中を見つめながら
複雑な気持ちの中、
私は、分かりましたと
返事を返した。














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