日輪笑顔

21本目 ページ21

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そう言った私に
やっぱりーと呆れた様に
呟いたテヒョナ。









でも、









TH「俺店番するよ、ジミナと！だからねぇちゃん行って来なよ！」









にんまり笑ってそんな事を
言い出した。


















「でもテヒョナ行きたかったんじゃないの？」









TH「だって俺達、両想い大作戦決行中だもん！」









そう言ってにんまり顔から
ウキウキ感満載の顔になった弟。





















…どうしよう。
テヒョナの言葉に素直に甘えて、
お祭り行こうかな。













…ユンギさん、誘ってみる？


























そう頭の中でぐるぐると考えていると
ある事を思い出した。









「あ、だめだ、、テヒョナ、私行けない」









TH「なんでぇ！？！！」









「、お客さん何人かから誘われて、店があるんでって断ってたんだった…」









そう、 思い出した。
結構な人数の人に誘われて
その度に断っていた。









断ったのに、祭りに行って
会ったりなんかしたら
かなり気分を悪くさせてしまうに
違いない。

















目の前でションボリするテヒョナに
申し訳無くなる。














「テヒョナありがとう、でも私行けないからテヒョナ行って来なよ。ごめんね。」









そう言った私に
渋々頷いたテヒョナ。
























正直
ちょっと残念だな、
と言う気持ちと

ユンギさんを誘わなくて済む
よく分からない安心感が
私を包んでいた。









そんな私の気持ちを
読み取るかの様に
ジッと私を見つめるテヒョナ。









TH「…本当にいいの？」














まるで人生最後の質問みたいな
言い方のテヒョナに
少し笑いが出た私。


そんな私を観て
テヒョナは、少し安心した様な顔をした。














「うん、あ、ただ苺飴買って来て！後、あったら









TH「きゅうりの浅漬けと冷しパイン！！でしょ？」









そう言ってドヤ顔するテヒョナに














私の弟は、私の事を良く知ってて
何でもお見通しなのかもしれない、









そう思いながら私は、
笑いながら頷いた。







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