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そんな私の心に変化が訪れ始めます。
それはジミンオッパとグクオッパの会社の副社長さんが変わった日を境に始まりました。
「A、今日も飲みだから
ご飯は大丈夫だからね。」
じゃあ行って来ます。そう呟き私の頰にキスを落として玄関の時を出て行くジミンオッパ。
ジミンオッパ達の会社の副社長さんが変わり、ジミンオッパは仕事終わりの飲み会が増えました。
前の副社長さんは飲み会を主催する事も開かれたとしても、一切参加しない人だった様ですが
今回副社長としてやって来た人は前の人とは真逆の性格の様で、今では1週間に2回は必ずジミンオッパは飲んで帰って来ます。
「ただいま〜」
『ジミンオッパ、お帰りなさい。』
「A〜、好きーっ!!!」
ぎゅっと私を抱き締めるジミンオッパはかなり酔って居て、アルコールとタバコやキツい香水の香りを纏い帰宅します。
この香りが私は好きではありません。
タバコはまだ我慢出来ます。
しかし。
香水の香りとアルコールの香りは私を不安にさせました。
ジミンオッパから漂うアルコールの香りは
まだ小さかったあの日、グクオッパが身体を張って守ってくれたあの時を思い出させました。
分かっています。
ジミンオッパはおじさんとは全く違うと。
それでも私は無意識に身体が震えてしまい、それを止める事も出来ません。
酔っているジミンオッパは勿論そんな私に気付かずにべったりとくっ付いて、私を抱き締めたままいつの間にか眠ってしまいます。
そして香水の香り。
明らかに男の人の物では無いその香りは私をなんとも言えない気持ちにさせました。
浮気は疑っていません。
ジミンオッパはそんな事をする人では無いと分かっています。
私を大切にしてくれている事も分かって居るからです。
でも。
ジミンオッパを信じてはいるものの、日が経つにつれて、やはりどうしようもない不安は私を沈めて行きました。
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葵(プロフ) - rikurikurikuさん» コメントありがとうございます。お返事遅くなり申し訳ありません。そう言ってもらえてとても嬉しく思います。完全素人です…言葉間違い、可笑しい部分もありますが、楽しんで頂けたら幸いです。 (2021年6月24日 13時) (レス) id: d19507b391 (このIDを非表示/違反報告)
rikurikuriku(プロフ) - 読んで鳥肌が立ちました…。こんなことは初めてです。どの作品も凄い!すごく引き込まれます。素人の方ではないですよね? (2021年6月20日 13時) (レス) id: a0f3b29227 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ヨバラズさん» コメントありがとうございます。お返事遅くなり申し訳ありません。その様に言って頂けて有り難いばかりです、ありがとうございます!! (2020年7月9日 16時) (レス) id: 7e4da3a66e (このIDを非表示/違反報告)
ヨバラズ(プロフ) - 一気に読ませて頂きました!言葉一つ一つに飲み込まれるようでした。台詞の少なさがまた、恐怖心や切なさ、喪失感を煽っていてとても面白かったです! (2020年7月3日 1時) (レス) id: 287b2c606f (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございます。お話楽しんで頂けて嬉しく安心しております!最後まで読んで頂きありがとうございました。また新作の方でお会い出来たら嬉しいです! (2020年6月6日 8時) (レス) id: 7e4da3a66e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2020年5月10日 23時