. ページ3
.
私とジミンオッパの住む家は
元々ジミンオッパが一人暮らししていたマンションで、フロントがあり玄関の扉はオートロックと指紋認証と、セキュリティは万全で。
今まで2階建アパートに住んで居た私は慣れるまで少し時間が掛かりました。
ジミンオッパは部長を務めているだけあり、仕事がとても忙しい人です。
朝7時半には家を出て行き早くて21時に帰って来ますが、殆ど残業を終えた23時近くに帰って来ます。
忙しさ故に食事はほぼコンビニ食、洗濯は3日に1回、布団は2ヶ月に1度干すか干さないかで白で統一されたこの部屋の掃除は半年に1回するかしないか。
私と同棲するまで
ジミンオッパはそんな生活を送っていました。
同棲を始めてからは家事は全て私がやりました。
私もバイトをして居ましたがジミンオッパ程、忙しくは無かったので、両立する事はそこまで難しくはありませんでした。
家事を全て行う様になり
料理も作れるレパートリーが増えました。
勿論、偶に失敗する事もあります。
しかし。
ジミンオッパは全て笑い飛ばしてくれました。
*
ジミンオッパは私とグクオッパに起きたあの出来事を全て知っています。
全てを知った後、
ジミンオッパは言いました。
「僕、Aの事、一生大切にするよ。
ずっと僕が守ってあげる。」
約束。
そう言って私が小指に自分の小指を絡めて微笑みながらジミンオッパは約束してくれたのです。
いつも穏やかで私を凄く可愛がってくれてとても優しいジミンオッパ。
「僕しか居なかったこの家に
Aの物が増えて行くって
こんなに幸せなんだね。」
そんなジミンオッパが私は大好きで
彼との毎日は忙しいながらもとても充実した毎日で
私は確かに幸せでした。
なのに、何故でしょうか。
いつからか私の中に可笑しな気持ちが
芽生始めました。
.
1466人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵(プロフ) - rikurikurikuさん» コメントありがとうございます。お返事遅くなり申し訳ありません。そう言ってもらえてとても嬉しく思います。完全素人です…言葉間違い、可笑しい部分もありますが、楽しんで頂けたら幸いです。 (2021年6月24日 13時) (レス) id: d19507b391 (このIDを非表示/違反報告)
rikurikuriku(プロフ) - 読んで鳥肌が立ちました…。こんなことは初めてです。どの作品も凄い!すごく引き込まれます。素人の方ではないですよね? (2021年6月20日 13時) (レス) id: a0f3b29227 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ヨバラズさん» コメントありがとうございます。お返事遅くなり申し訳ありません。その様に言って頂けて有り難いばかりです、ありがとうございます!! (2020年7月9日 16時) (レス) id: 7e4da3a66e (このIDを非表示/違反報告)
ヨバラズ(プロフ) - 一気に読ませて頂きました!言葉一つ一つに飲み込まれるようでした。台詞の少なさがまた、恐怖心や切なさ、喪失感を煽っていてとても面白かったです! (2020年7月3日 1時) (レス) id: 287b2c606f (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございます。お話楽しんで頂けて嬉しく安心しております!最後まで読んで頂きありがとうございました。また新作の方でお会い出来たら嬉しいです! (2020年6月6日 8時) (レス) id: 7e4da3a66e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:葵 | 作成日時:2020年5月10日 23時