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彼の名前は ジミン。
ジミンさんはグクオッパの会社の部長さんでグクオッパに仕事を紹介してくれた先輩さんでした。
元からグクオッパと仲の良かったジミンさんはその日を境に、良く私達の家に顔を出すようになります。
ジミンさんはとても穏やかで優しい人で、何よりグクオッパの事が大好きで気に掛け大切にしている事が強く伝わって来ました。
そして。
私の事も何故か無性に可愛がってくれて、私達2人をとても大切にしてくれました。
だから、私が彼に心を開くのも時間は掛かりませんでした。
ジミンオッパと出会い半年が過ぎた頃です。
「A、僕と付き合って下さい。」
ジミンオッパからのいきなりの告白に私は驚きました。
でも、嫌な気持ちは一切ありませんでした。
なんと無く、自分がジミンオッパに惹かれているのに気付いて居た私は寧ろ嬉しかったのを良く覚えています。
私の前に差し出された手をゆっくりと握り頷くと
ジミンオッパは頰を赤ながらふわりと嬉しいそうに微笑み…その表情は今でも鮮明に思い出せます。
彼と出会い約半年。
私はジミンオッパの彼女になりました。
*
後からジミンオッパが教えてくれましたがジミンオッパは初めて私を観た時に一目惚れした。だから仲良くなりたくて沢山家に通ったと、教えてくれました。
異性と初めて“お付き合い”をする私は色々と不安で一杯でしたが、ジミンオッパは全てゆっくりと優しくリードしてくれました。
ジミンオッパを知る度に私は彼に惹かれて行きました。
そして
それはジミンオッパも同じでした。
しかし。
テヒョンオッパと同い年のジミンオッパ。
あんな事があった後だからこそ、ジミンオッパと私が付き合う事になると
グクオッパはジミンオッパに対し酷く警戒心を抱き始めました。
グクオッパはジミンオッパに幾つか条件を出しました。
その中でも。
2人きりで外で会う事は禁止。
会う時は私とグクオッパの住むこの家以外は禁止。
この二つは絶対条件でした。
そんな
グクオッパから出された条件達をジミンオッパは嫌な顔せず全て守りました。
条件を守りつつ、私の事は勿論、グクオッパの事も大切に、今までと変わらず接するジミンオッパに
グクオッパの警戒心も徐々に無くなって行き、
付き合って1年半が経った頃です。
グクオッパの許しを得た私は家を出て、ジミンオッパの家で同棲を始めました。
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葵(プロフ) - rikurikurikuさん» コメントありがとうございます。お返事遅くなり申し訳ありません。そう言ってもらえてとても嬉しく思います。完全素人です…言葉間違い、可笑しい部分もありますが、楽しんで頂けたら幸いです。 (2021年6月24日 13時) (レス) id: d19507b391 (このIDを非表示/違反報告)
rikurikuriku(プロフ) - 読んで鳥肌が立ちました…。こんなことは初めてです。どの作品も凄い!すごく引き込まれます。素人の方ではないですよね? (2021年6月20日 13時) (レス) id: a0f3b29227 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ヨバラズさん» コメントありがとうございます。お返事遅くなり申し訳ありません。その様に言って頂けて有り難いばかりです、ありがとうございます!! (2020年7月9日 16時) (レス) id: 7e4da3a66e (このIDを非表示/違反報告)
ヨバラズ(プロフ) - 一気に読ませて頂きました!言葉一つ一つに飲み込まれるようでした。台詞の少なさがまた、恐怖心や切なさ、喪失感を煽っていてとても面白かったです! (2020年7月3日 1時) (レス) id: 287b2c606f (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございます。お話楽しんで頂けて嬉しく安心しております!最後まで読んで頂きありがとうございました。また新作の方でお会い出来たら嬉しいです! (2020年6月6日 8時) (レス) id: 7e4da3a66e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2020年5月10日 23時