その手を握るとき

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MJ「今日も屋上？」












お昼休み、呼ばれて振り向けば
野菜ジュースを片手に私に
問うミンジ。












「うん、そうだよ。もーテスト3日前だからね。明日から休みだから今日が最後。」









今日は金曜日。
テストは週明け月曜日から2日間、
その後テスト返しが始まる。
そして次の週から地獄の補習。









だから今日でジョングクくんに
教わるのも最後。
















MJ「Aそんな寂しそうな顔しないでよ。」









「えっ、、ご、ごめん」







MJ「随分、ジョングクくんと仲良くなったんだね。」









「、うん」
















あの日から、
テヒョナの浮気現場を2人で目撃してから
何故か凄く距離が縮まった。















多分私がテヒョナの相談を
する様になったからだ。












ジョングクくんは思っていたより
遥かに優しくていい子で…いや、
たまにからかってくるけど
それがあるから私もやっていけてる。















あれからも何度かテヒョナとルナちゃんが
一緒に居るのを目撃してるけど









なんだろう



















あぁ、またかって感じで、
屋上に行けばジョングクくんが居るから…



全くでは無いけど辛く無い。

















どちらかとゆーと、
ジョングクくんに数学を教われなくなる、
そっちの方が寂しい気がする。

















MJ「好きになったんじゃ無い？」






「えっ」














いきなりのミンジの言葉に体が固まる。









MJ「Aって意外と鈍感だからね、…それより明日、本当にキムテヒョンと会うの？大丈夫？」








「、うん。」














心配そうに私を見るミンジ。









そう、私は明日、学校が無い土曜日に
テヒョナと会う約束をした。
そこでちゃんと聞く事を聞いて
言う事を言う。


























テヒョナ、貴方は私をまだ好き？
好きなら浮気を辞めて
私の手だけを握っていて









きっと、まだ間に合うから。

















でも、それが無理なら




























別れよう私達。









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