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急ぎ足で階段を降り着いた先は保健室。
コンコン、
「…失礼します。」
「…なんだ、今日はどうした。」
「もーユンギ先輩聞いて下さいよー」
偉そうに職員用の椅子に座り
かなりだるそうにスマホを
いじっていたのは私の一つ上
3年生のユンギ先輩。
YG「また浮気男になんかされたんか。」
「されたと言うか
YG「まぁとりあえず座れよ。」
そぉ言いながら自分の向かいに足で近くにあった椅子を出してくれるユンギ先輩は優しい。
足でだけどね。
言われた通り座ると、スマホをポッケにしまい
早く続きを話せと顎で合図された。
「…って感じです。」
YG「ふーん、早く別れちまえそんなやつ。」
さっきの事を話すといつも通りの答えが返ってきた。
「分かってます、でも」
YG「好きだから別れられない。でも浮気は嫌だ、でも重いと思われたくないからテヒョナには言えない…だろ？」
どうだ、と言うようにドヤ顔で私を見るユンギ先輩に私はただただ頷いた。
YG「はぁ、お前いつからそんな事言ってんだよ。俺と会ったの半年前だろ？そっからずーっと続いてんじゃねーか。」
そっか、ユンギ先輩と出会って半年も経ったんだ。
初めて我慢出来なくなって、授業サボって
保健室に来て1人でメソメソ泣いてたら
バッと保健室にあるベッドのカーテンが開いて
YG「…どーした。」
そう言ってくれたのがユンギ先輩だった。
それからは辛くなったらお昼休みに
絶対ユンギ先輩がいるから
保健室に行き話を聞いてもらってる。
「ごめんなさい。」
いきなり謝る私にユンギ先輩はため息を吐くと
YG「手だせ」
「？」
YG「早くしろ。」
手を出すと、ユンギ先輩は自分の胸ポケットから
一つの鍵を出し私に渡した。
YG「たまには、保健室の空気じゃなくて外の空気を吸って来い。屋上の鍵だ。」
「なんで持ってるんですか？」
YG「職員室からパクった。保健室の次の俺のサボり場所。早く行ってこい、俺は寝る。」
そう言ってユンギ先輩が私の肩を押すから
私は渋々屋上に向かった。
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ﾏｯｽﾙﾗﾋﾞｯﾄ - 最高でした！もうホントに面白すぎて３回ぐらい見てます！素晴らしいお話を作ってくれてありがとうございます(*^^*) (2020年8月6日 15時) (
レス) id: 4620046a07 (このIDを非表示/違反報告)
ここまる(プロフ) - 本当に面白すぎて天才です、、素敵な作品を作って下さってありがとうございます！ (2020年5月5日 11時) (レス) id: 3c8b97a1b0 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - kasuminmさん» f(x)好きなんですね!私の周りは好きな人が少ないのでとても嬉しいです!歌といい雰囲気が最高なグループですよね…。ありがとうございます、頑張ります！ (2019年8月19日 18時) (レス) id: fe3b2a0120 (このIDを非表示/違反報告)
kasuminm(プロフ) - 葵さん» お返事までご丁寧にありがとうございます。私もf(x)が好きでして、勝手に親近感を沸かせてもらってました！頑張って下さい、これからも素敵な作品を楽しみにしています！ (2019年8月19日 17時) (レス) id: 723bbd8bf6 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - kasuminmさん» コメントありがとうございます。kasuminmさんに頂いたコメントを読んで勝手ながら、自分の表現したかった物を感じ取って頂けた気がして、とても嬉しくただただ有難いばかりです!!まだまだ未熟者ですが頑張りますね、ありがとうございます。 (2019年8月19日 17時) (レス) id: fe3b2a0120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作成日時：2018年7月1日 23時
