１９４話 ページ49
ｴｰｽ「…あァ？バロックワークス…さっきも見たような…」
ｴｰｽ「…片付けてくるぜ。Aも来るか？」
『…そうだね。一隻ぐらいは片付けようか』
エースはストライカーに乗り込み突っ込んで行った。
ｿﾞﾛ「白ひげ海賊団二番隊隊長…お手並み拝見といこうじゃねぇか」
結局、たった数分でエースは数隻を意図も簡単に燃やし、沈めた。
それを横目に眺めながら一番近くの一隻に飛び移
り、ビリオンズたちを刀背打ちしていく。
自分が担当した船のクルーを全員伸したことを確認して、めぼしい金品や情報がないかを見て回る。
…が、特に無さそうなのでルフィの元に戻る。
ダンッ
トッ…
エースも上がって来たということはこれで全て沈めたということだろう。
『お疲れ』
ｴｰｽ「あァ」
『…何かあった？』
ｴｰｽ「いや、特にはねぇな」
ﾅﾐ「化け物の兄妹もしっかり化け物なのね…」
…ロロノアに見られている。
『…お騒がせしました』
ﾅﾐ「…そういえばアンタ、ルフィの妹ってことだけどいくつなの？」
『…さぁ？自分でも年齢は分かりません』
ﾅﾐ「気にしないの？」
『ええ、特には』
バチッ…
視線がはっきりと交わった。
ｿﾞﾛ「…お前、どっかで…」
『…』
ｿﾞﾛ「勝負しようぜ」
面倒だが断るのも良くないか。
『…一回だけなら』
ﾙﾌｨ「ゾロだけずりぃぞ！ゾロと勝負するなら俺とも勝負しろ！」
『……えぇ…』
ｴｰｽ「良いじゃねぇか。手合わせしてやれよ」
『…そうだね』
『なら、ゾロさんから行きましょうか』
ｴｰｽ「それじゃ、よーい…始め！」
蝶舞桜を抜き、少し様子を見ることに。
やはり三刀流とは器用な人だ。
ギン！！
ガッガッ！！
ギリギリッ…！
ガキッ！！
なるほど。
数発受け流してみて、パワーの凄まじさを感じた。
確実に成長している。
…でも、足らない。
キィン！！！
まず一本。
ガッ…
ドンッ！！
そしてもう一本。
チャキッ…
間合いをギリギリまで詰めて刀を弾き飛ばし、拾う暇も与えず首筋に刃を当てる。
『…私の勝ち、ですね』
パチン…
ｴｰｽ「お前、相変わらず容赦ねぇな」
『…勝負だもん。ちゃんとやらなきゃ失礼でしょ』
ｿﾞﾛ「…お前、イルか？」
『…やぁ、ロロノア。久しぶりだね』
ロロノア・ゾロとは、過去に出会っていたのだ。
確か、二年前だったか。
賞金首としてコイツに狩られかけたのだ。
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作者名：雨狼 | 作成日時：2024年2月21日 12時
