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181話 ページ36

『口癖みてぇなもんさ』

酒を酌み交わしながらルフィのことを語り合った。

『まっルフィには悪いが、海賊王になるのは俺だ』

シャン「へぇ…そうかい」

『まずは俺の力を全ての海に認めさせてやる』

シャン「ほう。どうやって?」

『この世界で最強と言われている男を倒す』

シャン「白ひげの首を?」

今思えばあまりに短慮であった俺の話を、シャンクスは面白そうに聞いていた。

___

その後別の島ではジンベエにも会った。

何でも、白ひげに会いたがっているルーキーが近海に来ていると聞いて俺に接触してきたんだそうだ。

『デケェの、俺は白ひげってのに会いてぇんだよ』

ジン「こんな人斬りナイフみてぇな小僧をオヤジさんに会わせられん」

「船長!ソイツはジンベエだ」

『へぇ…七武海の?』

『そりゃ箔が付きそうだな』

ジン「わしは白ひげ海賊団でもありゃせんが義理あってお前さんの相手をする」

『おりゃぁ!!!』

ドガンッ!!!

バンッ!!

ドカッ…!!

バキッ!!

「もう5日も勝負がつかねぇ」

「死んじまうよ……二人とも」

『ぐっ…くっ…はぁ……はぁ…』

ジン「はぁ…はぁ……」

ドサッ…

ジンベエが前に倒れたとき

ふら…

バタン……

俺も力尽きた。

「エース!!!」

ザバ……

「うわ……何だありゃ」

「俺の首を取りてぇってのはどいつだ?」

「望み通り、俺が相手をしてやろう」

「うわぁ……!?白ひげ海賊団…!」

「俺は一人で構わねぇ」

『ぐっ……く…』

白ひげが覇気を放っただけでクルーたちは皆吹き飛んだ。

『っお前ら!!!』

『くっ……炎上網!!』

クルーたちが巻き込まれることがないように、炎の壁で二人だけの空間を作った。

「「船長!!エース船長!何すんだよ!!」」

『お前ら逃げろ!!』

「何だ。今更腰が引けたか」

『仲間たちは逃がしてもらう。その代わり俺は逃げねぇ!!』

「ハナッタレが生意気な」

ジンベエと5日渡り合ったという実力を持ってしても、白ひげの前では赤子同然だった。

『…ぐっ…これが…アイツと、覇を……競った男…』

『……俺が…』

「グララララ、まだ立つか」

「今死ぬには惜しいな小僧」

「まだ暴れたきゃこの海で、俺の名を背負って好きなだけ暴れてみろ」

「俺の息子になれ!」

そう言って俺に手を差し伸べてきた。

『っフザケんなァ!!!!』

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作者名:雨狼 | 作成日時:2024年2月21日 12時

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