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180話 ページ35

エース「待ちやがれ!!」

エターナルポースが入った紙袋を犬に持っていかれたらしい。

ダッ!!

仕方ないので二人で犬を追いかける。

どんどん細い路地へと入り込んでいく。

エース「A!!そっち回り込め!」

分かれ道で駆け込まれても良いように一本隣の道を走ることに。

ガウッ!!

ガウッ!

あと少しで追い付くようだ。

しかもこの先は行き止まり。

エースの手が一匹の犬の体を捕らえた。

エース「っしゃぁ!!ってマジか!?」

ワン!!

バッ!!!

もう一匹の犬に紙袋をパスし、私が居るのとは反対側の分かれ道に走って行った。

エース「っくそ」

エースは我武者羅に犬を追いかけていったが、このままではまた同じことの繰り返しだろう。

ダンッ!

ット…

そこで私は屋根の上を走り、ちゃんと先回りする。

タタタタ…!!

トン!!

バッッ!!

曲がり角で飛び降り、上から犬の身体を抑える。

『捕まえたっ』

エース「っはぁ…でかした!」

グルルル…

『ごめんね。これは食べ物じゃないんだ』

エース「……はぁっ…ったく、手間掛けさせやがって」

___

今度こそもと来た浜からストライカーとボードで海に繰り出す。

エース「…大分時間食っちまったなァ」

『…だね』

エース「……ま、三時間位で着くみてぇだしここで急いでも仕方ないか」

『…ねぇ、エース?』

エース「なんだ?」

『ウチの船に来るまで何してたか聞かせてよ』

エース「あぁ、いいぞ」

___
エースside

あれは雪の吹き荒ぶ雪山の中だった。

「本気か船長!?」

『どうしても会いてぇんだ!赤髪のシャンクスに』

島の奥地にある洞窟に、目当ての人物がいた。

『俺らはスペード海賊団。赤髪のシャンクスに挨拶がしたくて来たんだ』

シャン「スペード海賊団…」

シャン「ウワサのスーパールーキーが俺に挨拶?」

チャキ…

腰に指した剣に手を添えている。

が、別に敵対したいわけではない。

『いやいや、そういう意味じゃねぇんだ』

『弟が命の恩人だってあんたの話ばっかりするんで一度会って礼をと』

シャン「ルフィの?へぇ…アニキなんていたのか」

シャン「そうかよく来たな。話を聞かせてくれ」

人当たりの良さそうな朗らかな笑みを向けてくれた。

シャン「宴だー!」

  「「うぉぉお!!」」

雪山の中、身を寄せ合う宴が始まった。

シャン「そうか。アイツ今も海賊王になるって言ってるのか」

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作者名:雨狼 | 作成日時:2024年2月21日 12時

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