42話 ページ45
七海「私達が戦った二人には呪霊のように呪力がみなぎっていた」
確かに気配も呪霊そのものと言っても良かった
…少し違和感は感じた気がするが
家入「そればっかりは犯人に術式の事を聞くしかないな。ただ脳幹の辺りにいじられた形跡がある」
家入「おそらく意識障害、錯乱状態を創り出すためだろう」
家入「脳まで弄れるなら呪力を使えるように人間を改造することも可能かもしれない」
家入「脳と呪力の関係はまだまだブラックボックスだからな。そうだ虎杖と八雲は聞いてるか?」
虎杖「あ、うす」
『聞いてますよ』
家入「コイツらの死因はざっくり言うと身体を改造させられたことによるショック死だ」
家入「君達が殺したんじゃない」
そっか、だったとしても後味が悪いな
家入「その辺り履き違えるなよ」
虎杖「はい…」
そこで電話は終了した
虎杖さんは浮かない顔をしている
まぁ、ああ言われても気にしないことなんてできないか
虎杖「どっちもさ、俺にとっては同じ重さの他人の死だ」
虎杖「それでもこれは趣味が悪すぎだろ…!」
虎杖さんは他人の為に本気で怒れるんだな
七海「あの残穢自体ブラフで、私達は誘い込まれたのでしょう」
七海「相当なヤリ手です」
七海「これはそこそこでは済みそうにない。気張っていきましょう」
虎杖「応!」
七海さんは優しいな
___
七海「ここ最近の失踪者、変死者、窓による残穢の報告をまとめました」
七海「これである程度犯人のアジトが絞られます」
虎杖「おっし!!乗り込むか!!」
え、流石にそれはないよ虎杖さん…
七海「まだまだある程度です」
七海「私は調査を続けますので、虎杖君には別の仕事を」
七海「映画館にいた少年、吉野順平。彼は被害者と同じ高校の同級生だそうです」
七海「映画館の監視カメラの映像と佇まいからして彼が呪詛師である可能性は低いと考えていました」
七海「ただ、被害者と関係があるなら話は別です」
虎杖「じゅそし?」
七海「悪質な呪術師のことです」
これは私も知らなかった
悟ってやっぱり適当だな
七海「手順は伊地知君に任せてあるので、3人で吉野順平の調査をお願いします」
虎杖「押忍!」
『分かりました』
虎杖「…そういや俺、伊地知さん以外の補助の人知らねぇや」
伊地知「まぁ、虎杖くんが生きてるって知ってるの私だけですから、必然的に」
虎杖「そっか〜!」
虎杖「行くぞー!」
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雨狼(プロフ) - 葵さん» 特級呪怨の大蛇、上編と続編読みました! 凄く面白かったです!大蛇がまさか呪力だけじゃなくて生命力まで奪っていたとは…その展開にすごく驚きました 紹介してくださってありがとうございました (2022年4月9日 11時) (レス) id: 5c8a4ad145 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 雨狼さん» 題名は、【呪術廻戦】特級呪怨の大蛇:上編と続編までありますので良かったら是非! (2022年4月9日 0時) (レス) id: 8e5a2f605a (このIDを非表示/違反報告)
雨狼(プロフ) - 葵さん» 小説の題名、是非教えて下さい!読みます! (2022年4月8日 23時) (レス) id: 5c8a4ad145 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 雨狼さん» いえいえ! 良かったら私の作品の題名を教えますか? (2022年4月8日 23時) (レス) id: 8e5a2f605a (このIDを非表示/違反報告)
雨狼(プロフ) - 葵さん» この小説を読んでくださりありがとうございます。その上初めてのコメントを貰って滅茶苦茶嬉しいです! この作品の題名は呪いの女王と云われた少女なのですが、未だ女王らしい所がありません…(笑) (2022年4月8日 23時) (レス) id: 5c8a4ad145 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨狼 | 作成日時:2022年1月16日 21時