２７話 ページ30
伏黒「避難区域10kmまで広げてください」
伊地知「伏黒君たちは？」
伏黒「ここで虎杖が戻るのを待ちます」
伊地知「そうですか」
伊地知「私も釘崎さんを病院へ届けたらなるべく早く戻ります」
伏黒「いや、伊地知さんは居てもあんまり意味ないので」
伏黒「どうせなら、1級以上の術師を寄越してもらうようお願いします」
伏黒「まぁ居ないと思うけど」
確かに…
居るならもう既にここに居るはずだ
伊地知「努力致します。では」
伊地知さんは車を出した
＿＿＿
出てこない…
！生得領域が閉じた
あとは虎杖さんが出てくるのを待つだけだ
気配が！
気づいたときにはもう遅い
宿儺「残念だが、奴なら戻らんぞ」
背後に宿儺がいたのだ
宿儺「そう怯えるな」
いや、それは無理
存在自体が怯えられてるよ
宿儺「今は機嫌が良い少し話そう」
宿儺「これはなんの縛りもなく俺を利用したツケだな」
宿儺「俺と代わるのに少々手こずっているようだ」
宿儺「しかしまぁそれも時間の問題だろう」
服を…脱ぎ始めた？
まぁ破ってるけど
宿儺「そこで、俺に今出来ることを考えた」
そんなまさか…
そんなわけない
だって虎杖さんからは死相が見て取れなかったはずだ
宿儺は笑いながら自身の胸に手を突き刺した
伏黒「な、何を…」
そして心臓を身体から出して手に持っている
宿儺「小僧を人質にする」
伏黒「人質…!?」
宿儺「嗚呼。俺はこれなしでも生きていられるがな小僧はそうもいかん」
そう言って心臓を投げ捨てた
宿儺「俺と代わることは死を意味する。そしてさらに、ダメ押しだ」
そう言って宿儺の指を取り込んだ
特級呪霊が取り込んでいたのだろう
宿儺「さてと、晴れて自由の身だ」
宿儺「もう怯えていいぞ」
宿儺「殺す。特に理由はない」
伏黒「あの時と、立場が逆転したな…」
そう小声で言った
伏黒「分かってないんだな。アイツは、虎杖は戻ってくる」
伏黒さんが戦闘態勢を取った
伏黒「その結果自分が死んでも。そういうやつだ」
確かにそういう人なのだろう
宿儺「買いかぶりすぎだ。コイツは他の人間より多少頑丈で鈍いだけだ」
宿儺「先刻もなぁ、今際の際で怯えに怯え、ごちゃごちゃと御託を並べていたぞ」
宿儺「断言する。奴に自死する度胸はない」
宿儺は受肉している時点で、心臓が欠陥することで多少のダメージがあるはずだ
虎杖さんに代わる前に何としても心臓を戻させなければいけない
その時、伏黒さんが鵺を出した
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雨狼(プロフ) - 葵さん» 特級呪怨の大蛇、上編と続編読みました！ 凄く面白かったです！大蛇がまさか呪力だけじゃなくて生命力まで奪っていたとは…その展開にすごく驚きました 紹介してくださってありがとうございました (2022年4月9日 11時) (
レス) id: 5c8a4ad145 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 雨狼さん» 題名は、【呪術廻戦】特級呪怨の大蛇：上編と続編までありますので良かったら是非! (2022年4月9日 0時) (レス) id: 8e5a2f605a (このIDを非表示/違反報告)
雨狼(プロフ) - 葵さん» 小説の題名、是非教えて下さい！読みます！ (2022年4月8日 23時) (レス) id: 5c8a4ad145 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 雨狼さん» いえいえ！ 良かったら私の作品の題名を教えますか？ (2022年4月8日 23時) (レス) id: 8e5a2f605a (このIDを非表示/違反報告)
雨狼(プロフ) - 葵さん» この小説を読んでくださりありがとうございます。その上初めてのコメントを貰って滅茶苦茶嬉しいです！ この作品の題名は呪いの女王と云われた少女なのですが、未だ女王らしい所がありません…(笑) (2022年4月8日 23時) (レス) id: 5c8a4ad145 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨狼 | 作成日時：2022年1月16日 21時
