呪いの女王と云われた少女【呪術廻戦】

２６話 ページ29

間違いない…

これは特級だ

そう確信した瞬間から嫌な汗が背中を伝った

動かなければ死ぬが…

動いても死ぬ

動くほうが可能性があるのは理解している

しかし動けない

虎杖「ゔぁぁぁあ"！」

虎杖さんは呪霊を斬りつけた

…が、斬れたのは呪霊では無く虎杖の手首だった

呪力負け…

伏黒「虎、杖…？」

本人も状況の理解が追いついていないようだ

虎杖「ここまで近づかれたらもう逃げられねぇ…」

虎杖「おい！宿儺！俺が死んだらお前も死ぬんだろ？それが嫌なら協力しろ！」

すると虎杖さんの頬から宿儺の目と口が出てきた

宿儺「断る」

宿儺「お前のなかの俺が終わろうと、切り分けた魂はまだ18もある」

宿儺「とはいえ、腹立たしいことにこの身体の支配者は俺ではない。代わるというなら代わればいい」

宿儺「だがその時は呪霊より先にそこの餓鬼どもを殺す」

声色が楽しんでいる

宿儺「次にあの女、あれは活きが良い。楽しめそうだ」

虎杖「そんなこと俺がさせねぇよ」

宿儺「だろうな。だが、俺にばかり構っているとそれこそ仲間が死ぬぞ」

その時、特級呪霊が呪力の塊らしきものをこちらに放った

…呪術じゃないのに流石の威力だ

虎杖「伏黒！伏黒！…伏黒!!」

虎杖「釘崎と八雲連れてここから逃げろ！三人がここを出るまで俺がコイツを食い止める」

虎杖「出たら何でもいいから合図してくれ。そしたら、俺は宿儺に代わる」

伏黒「出来るわけねぇだろ！特級相手に片腕で…」

虎杖「よく見ろって。楽しんでる」

確かに…呪霊は楽しんでいるように見える

虎杖「完全に舐めてるんだよ俺たちのことを。時間稼ぎぐらい何とかなる」

伏黒「駄目だ」

虎杖「伏黒！頼む」

私達は釘崎さんを探して逃げることを選択した

…死なないよね

＿＿＿

伏黒さんが玉犬を出して釘崎さんを探した

数分後＿

見つけることごできたのだが…

今にも喰われそうになっている

見たところ釘が無い感じかな

そこを伏黒さんが助けた

伏黒「脱出するぞ釘崎！」

釘崎「カエル、苦手なんすけど…」

蝦蟇、なんか可愛いと思う私が変なのだろうか

伏黒「悪かったな！」

そして脱出した

玉犬で合図を出すようだ

ワオーーン！！

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