20話 ページ21
___高専にて
五条「硝子〜この子治してあげて」
?「この子はちょっと遅れてうちに来た1年だったっけ?」
?「なんでこんなにボロボロなんだい?」
五条「特級呪物の回収に行かせたんだよ」
?「やっぱりアンタ馬鹿だね」
?「まだ呪術に慣れていない子をそんな任務に行かせるなんて」
?「これで治ったよ」
『…うわ!はぁ…酸欠で死ぬかと思った!はぁ…』
五条「調子どう?」
『どうって言われても…良くも悪くもって感じだよ』
『っていうかどうやって治したんだ?』
?「私が反転術式で治したんだよ」
五条「こいつは家入硝子だよ」
『家入さんありがとうございました』
家入「良いよ。っていうかアンタ目が覚めるの早いね」
『そうですか?』
『ところで反転術式ってなんですか?』
家入「負の力同士をかけ合わせて正の力を生む事だ」
五条「呪いが負の力だってことは前話したよね」
五条「負の力は肉体を強化することは出来ても再生することは出来ないんだ」
『…正の力を作り出してそれを治療に使う?』
五条「正っ解!」
家入「Aは物分かりの良い子だね」
『そうですか?』
家入「Aには会いたいけど怪我のせいでここには来ないでほしいね」
『尽力します……』
『…本当に、ありがとうございました』
家入「嗚呼」
そうして医務室(?)をあとにした
五条「ねぇA?」
『何?』
その時、電話が鳴った
『あ、私のだ』
…知らない電話番号だ
怖…
___
『もしもし、どちら様でしょうか?』
?「Aちゃんで合ってるかしら?」
『ええ、八雲Aですが…』
?「ねぇ一人暮らしはどう?大丈夫?」
千景の親戚のようだ
『ええ』
?「一人暮らしは不安じゃない?困ったこととかない?」
『特には不安じゃないですし困っていることもありませんよ』
?「ねぇ…今更だけど家に来ないかしら?」
『…いえ』
?「やっぱり初めての一人暮らしは心配よ」
心配なんてしていない癖に
遺産目当てだろ
『環境にも馴染んで上手く高校で生活できていますので心配なさらなくて大丈夫ですよ』
?「でも…」
ああ!もう鬱陶しい!
『あ、すみませんキャッチ入ったのでこれで失礼致します』
?「あ、ちょ!」
ツー、ツー、ツー…
___
久々にスマホ投げ捨てたくなった
五条「イライラしてるみたいだけど誰だった?」
『……昔の知り合い』
五条「本当?」
いや会ったことない人だよ
知り合いなんかじゃない
『本当』
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雨狼(プロフ) - 葵さん» 特級呪怨の大蛇、上編と続編読みました! 凄く面白かったです!大蛇がまさか呪力だけじゃなくて生命力まで奪っていたとは…その展開にすごく驚きました 紹介してくださってありがとうございました (2022年4月9日 11時) (レス) id: 5c8a4ad145 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 雨狼さん» 題名は、【呪術廻戦】特級呪怨の大蛇:上編と続編までありますので良かったら是非! (2022年4月9日 0時) (レス) id: 8e5a2f605a (このIDを非表示/違反報告)
雨狼(プロフ) - 葵さん» 小説の題名、是非教えて下さい!読みます! (2022年4月8日 23時) (レス) id: 5c8a4ad145 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 雨狼さん» いえいえ! 良かったら私の作品の題名を教えますか? (2022年4月8日 23時) (レス) id: 8e5a2f605a (このIDを非表示/違反報告)
雨狼(プロフ) - 葵さん» この小説を読んでくださりありがとうございます。その上初めてのコメントを貰って滅茶苦茶嬉しいです! この作品の題名は呪いの女王と云われた少女なのですが、未だ女王らしい所がありません…(笑) (2022年4月8日 23時) (レス) id: 5c8a4ad145 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨狼 | 作成日時:2022年1月16日 21時