呪いの女王と云われた少女【呪術廻戦】

１７話 ページ18

伏黒「お前はここにいろ」

そして勢いをつけて門を登った

虎杖「俺も行く！やばいんだろ？」

虎杖「二月(ふたつき)かそこいらの付き合いだけど、友達なんだ」

凄いなコイツ

得体も知れないものがあるのに友達のためにわざわざ突っ込むとか

虎杖「ほっとけねぇよ」

伏黒「ここにいろ」

顔怖ぇよ伏黒さん

続いて私も登り、門の上に立った

『…本当に助けたかったとしてもお前に呪力がない時点で正直言ってお荷物だ』

『ここに居る事が賢い選択だと思う』

『どーする？』

それだけ言って伏黒さんに向かって走った

校舎の中では物凄い量の呪霊の気配がする

伏黒「呪いが放たれた！相変わらず気配がめちゃくちゃだ！」

伏黒さん走るの速くね？

そろそろ疲れる気がするんだけど

呪霊が目の前に現れた

伏黒「邪魔だ！玉犬！喰っていいぞ」

伏黒さん相変わらず強い

次々祓いながら進む

伏黒「呪霊の数が増えてきた」

『近いですね』

伏黒「嗚呼」

人が居た！

ちょっとヤバそうだけどね

伏黒「見つけた」

伏黒「クソ！人間ごと呪物を取り込む気か！」

伏黒「間に合わねぇ！」

その時、4階の窓から呪力なしの虎杖さんが飛び込んできた

伏黒「虎杖!!」

虎杖さんは呪霊から二人を助けた

虎杖「これが呪い？思ってたのと違うな」

伏黒「なんで来た…と言いたい所だがよくやった」

虎杖「なんで偉そうなの？」

確かに…

虎杖「ちなみにあっちで呪いバクバク喰ってるのは？」

伏黒「俺の式神だ見えてるんだな」

『呪いって言うのは普通見えないものなんですよ』

伏黒「死に際とか、こういう特殊な場では別だがな」

虎杖「あぁ確かに俺今までユーレイとか見たことないしな」

伏黒「お前…怖くないんだな」

虎杖「いやまぁ怖かったけどさ、知ってた？人ってマジで死ぬんだよ」

伏黒「あ？」

虎杖「だったら、せめて自分が知ってる人ぐらいは正しく死んでほしいって思うんだ。」

虎杖「ま、自分でもよくわから…おっと」

指…

両面宿儺のって指だったんだ

色々あるんだな

虎杖「これは？」

伏黒「特級呪物、両面宿儺の指だ」

伏黒「諸共喰われなかったのは奇跡だな」

虎杖「喰ってどうするんだうまいのか？」

伏黒「馬鹿言うなより強い呪力を得るためだ」

伏黒「危ないからさっさと渡せ」

虎杖「はいはい」

上から呪霊が！

伏黒「逃げろ！」

伏黒さんが虎杖さんを押して被害は免れた

ただ、伏黒さんと何故か私が掴まれて今にも喰われそうになっている

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