21話 ページ26
そのまま斬りつけられたかに思えた左足でキメラに強烈な蹴りを入れた
エド「生憎と特別製でね」
破れたズボンからはオートメイルが見えていた
コーネロ「噛み殺せっ!!!!」
今度はエドワードの右腕に噛み付いた
しかし、キメラは固まっている
…学習しないね
エド「どうした、ネコ野郎?しっかり味わえよ!」
キメラは顎を蹴り上げられ、そのまま倒れた
コーネロ「っその腕!鎧だけの弟!そうか…そういうことか」
エドワードはコートを脱ぎ捨てた
ロゼ「!?」
コーネロ「鋼の錬金術師!貴様!やらかしおったな!!」
エド「降りて来いよド三流!格の違いってもんを見せてやる!」
コーネロ「ロゼ、この者たちはな錬金術師最大の禁忌、人体錬成を行ったのだ」
コーネロ「死んだ人間を蘇らせようとしたのだよ」
ロゼ「そんな…」
エド「これが神様とやらの領域を冒した咎人の姿さ」
エド「ロゼ、こうなる覚悟があるのか?」
コーネロ「っはははは、エドワードエルリック!それで国家錬金術師とはな。笑わせる」
エド「うっせぇんだよ!!賢者の石が無けりゃ何もできねぇド三ピンが!」
アル「教主さん、痛い目見ない内に僕たちに石を渡してほしい」
……普通に奪えばいい話では?
コーネロ「笑止。神の領域に踏み込んだ愚か者共目!」
コーネロ「今度こそ神の元へ送り届けてやろう!」
そう言って杖をマシンガンに錬成し、エドワードに向けて放った
が、エドワードが錬成し、防壁を作ったため事なきを得た
エド「いや、俺って神様に嫌われてるだろうからさ、行っても追い返されると思うぜ」
…コーネロ苛立ってる
となると次の標的はこっちだろう
アルフォンスもそれを思ったのかロゼを抱えて背を向けた
自分はというと急いでエドワードが創った壁まで行った
アル、ロゼ「うわぁぁあぁ!」
エド「アル!!」
ロゼの心配はしないのかい?
エドワードは壁に扉を創ってみんなで外に出た
扉を開けたところに人がいたのは気のせいだ
…うん。ごめんよ
コーネロ「何をしている?追えー!」
コーネロ「教団に仇成す異教徒だ!捕らえろ!」
そんな声が後ろから聞こえた
曲がり角には沢山の人が待機していた
「止まれ、坊主。丸腰でどうするんだ?」
「怪我しないうちに大人しく捕まりな!」
エド「っあはは〜!」
変な笑いを上げながら左腕を物騒な武器に錬成した
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作者名:雨狼 | 作成日時:2021年10月27日 23時