2話 ページ3
中央本部にて
ロイ・マスタング?「私はロイ・マスタングだ。君に聞きたいことがある。正直に答えてほしい。」
今この部屋の中にはロイ・マスタングとエルリック兄弟と綺麗な金髪の女性が居る。
その中で正直になれるか?答えは「No」だ。
正直に話せば私の今までの苦労はすべて水泡に帰す
?「私はリザ・ホークアイよ。宜しくね。」
そう言ってリザは少し微笑んだ。
?「俺はエドワード・エルリックだ。チビじゃねぇからな!」
おぉ…第一声がこれか。身長低いの気にしてるのか。
?「僕はアルフォンス・エルリックだよ。宜しくね!」
つまり、鋼の錬金術師はエドワード・エルリックの方でアルフォンス・エルリックはその弟か。これじゃあ兄より弟のほうが鋼ではないか。
…なるほど。ここに居る人については分かった。
ロイ「自己紹介も一通り終わった事だ。質問に答えて貰おうか。」
ロイ「名前は?」
はァ…しょうがない。答えるか。
『…ウルラ・ティアルバです。』
ロイ「ウルラ。単刀直入に聞く。君が右腕を再生したアレは錬金術か? 」
そうとも言えるけど何か違うような気もする…。
いや、まぁ錬金術ではあるか
『自分は少し身体の作りが特殊なんです。だから再生することが可能です。』
我ながら口下手だ。でも、何も間違った事は言っていない筈だ。だって本当に特殊にされてしまったのだから。
軍人や警察は嫌いだ。善人ぶって人助けする奴らだ。
軍人や警察だって所詮人間だ。
結局自分が一番なのだ。
手に負えないと思えばすぐに見て見ぬ振りをする。
それなら寧ろ世間一般に言う悪人のほうが全て欲のために動いていて潔いと思う。見方によればある意味善人かもしれない。
こいつ等も所詮ただの偽善者だ。
こんな奴ら皆
死 ん で し ま え ば 良 い の に
ロイ「……そうか…」
ロイ・マスタング…何を考えているのだろう。
なんかろくなこと考えてないだろ。
…嫌な予感がするぞ。自分に利点の無いことが決定されそうだ。
ロイ「鋼の。今からお前はウルラの監視役としてウルラと一緒に行動しろ。」
ほらやっぱり。
自分にとって都合の悪い決定が下された。
エド「はぁ!?そんなのありかよ!!俺はやりたくねぇ!」
それはこっちの台詞だ
アル「兄さん、そんなこと言ったってしょうがないじゃないか」
ロイ「そういうことだ鋼の。頼むぞ。」
ロイ「ウルラ。くれぐれも勝手な行動をするなよ。」
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作者名:雨狼 | 作成日時:2021年10月27日 23時