次の舞台へ ページ30
―次の日
当たり前のはずの日常に、不思議と違和感を覚える
昨日の歓声が
コートを自由自在に飛び回る皆の姿が
耳や目に残って離れない
真澄はひどく沈んでいる私に、少しだけ驚いていたけど
優しく笑いながら
「よく頑張ったな」って頭を撫でてくれた
―気付いたら、放課後だった
ふと影山の席を見ると、姿がない
支度をし、立ち上がって教室を出る
(…まあみんなバレー馬鹿だし、誰かいるでしょ)
無性にバレー部の皆に会いたくなって、私は体育館に向かって歩き出した
体育館に着くと誰かいるようで
『こんにちは…』
そう言ってそっと中を覗き込む
縁「お、秋山」
…って
『何でみなさんいるんですか…』
成「じゃあなんで秋山はここに来たの」
縁「…それ、さっきの俺の台詞…」
成「バレたか」
そう言って笑う先輩方に、思わず私も微笑んだ
…なんか、ホッとする
西「…あとは3年か…」
3年生は…潔子さんしか来ていない
田「おいおいおい！3年が引退なんてするわけねぇだろ！」
田中さんの言葉に一気に顔が青ざめた
引退…？
思わず潔子さんに駆け寄ってしがみつく
『潔子さん、引退なんてしないですよね…？
私、あの試合が3年生との最後の試合になるなんて、そんなの絶対に嫌ですっ…』
思わず涙が出てきて、私は顔をうつむかせた
日「…3年生は、３年生は残りますよね…？
春高に行くって言ったの、変わらないですよね！？」
翔ちゃんの問いに答えない潔子さんに不安になって、思わずしがみつく手に力が入る
…と
少ししてバタバタと走る音と、人の声が聞こえてきた
顔を上げると、細く綺麗な指で、そっと涙を拭われる
清「…うん、変わらない」
潔子さんの隣に走ってきた3年生が並ぶ
スガさんが顔を上げて笑いながら言った
「…行くぞ、春高！！」
瞬間、また涙がこみ上げてきた
潔子さんはそんな私を見て優しく微笑む
「「「「おっしゃああああ！！！」」」」
みんなの喜ぶ声が聞こえ、こぼれる涙もそのままに私も思いっきり笑ったのだった
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雨音(プロフ) - りこさん» コメントありがとうございます！！真澄くん好きって言ってくれる方多くて嬉しい反面びっくりしております笑友人に伝えたら喜んでおりました！＼(^-^)／また真澄くんエンドも書きたいと思ってるので、その際は是非ご覧くださいませ！本当にありがとうございました(*^^*) (2020年4月4日 12時) (
レス) id: 57a2e7dd63 (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - ひなこさん» コメントありがとうございます！前いただいたコメント嬉しすぎて覚えてたので、ひなこさん…( ﾟдﾟ)ﾊｯ!となりました笑今回も嬉しいお言葉ありがとうございます涙あと分岐も了解です！嬉しい我儘なので作者気合い入っちゃいます！笑本当にありがとうございました！ (2020年4月4日 11時) (レス) id: 57a2e7dd63 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 友人さん私と気が合いますね！？(何様)私も！真澄推しです！笑真澄かっこいいぃぃ！ (2020年4月4日 1時) (レス) id: decdd4a0cd (このIDを非表示/違反報告)
ひなこ(プロフ) - 次で終わってしまうのですね。毎日の楽しみだったので少し寂しいですけど最後まで応援します！頑張ってください！！主人公には真澄くんともすがさんともやっくんとも一緒に幸せになって欲しいので、分岐ルート作ってくださると嬉しいです！わがまま言ってすみません！ (2020年4月4日 0時) (レス) id: e550fbba10 (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - 赤桃さん» コメントありがとうございます！オリジナル入れすぎちゃったかな…？と思っていたのでそう言っていただけてめちゃめちゃ安心しました！この先合宿なので真澄くんの出番ほぼ無いかもなんですけど、また見ていただけたら嬉しいです！本当にありがとうございました(*^^*) (2020年4月3日 20時) (レス) id: 57a2e7dd63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年3月28日 8時
