＊ ページ16
『けーいちゃん。来たよー』
「おう、Aか。おばさんから連絡あったから待ってたけど結構遅かったな」
『げ。お母さんなんか変な事言ってなかった？』
「変な事？いや、特には。ただお前を末永くよろしくっつってたぞ」
『けいちゃん気付けよ。それ変な事だから』
末永くって何だ。個人的に末永くけいちゃんの世話になる予定なんてないわ。なんてぶつぶつ言いながら唇を尖らせるAの耳に、
「え、Aちゃん…？」
いつか聞いた事のある、まるで鈴を転がしたような声が飛び込んできた。
振り返って声をかけてきた人物を目に写すや否や、Aは目を見開き、そうして唯一彼女だけが呼ぶであろうその愛称を口にした。
『…きよちゃん』
「…うん。久しぶり」
そう言って照れたように笑う清水に駆け寄って、Aは彼女の両手を自身の手で包み込んだ。
自分から友達になって欲しいと申し出た相手だ。その再会が嬉しくない訳もなく、Aにしては珍しく目尻を下げて年相応の顔で笑った。
細い肩の上で焦げ茶色の髪が弾むように揺れる。
『久しぶり。後ろ姿だったから気付かなかった、ごめん』
「私もちょっと自信なかったんだけど、合っててよかった」
仲良さげに笑い合う二人の少女を見て、頭上に？を飛ばしていた男子生徒の一人がたまらず待ったをかけた。
「ちょっ…清水！その制服って青葉城西だよね？え、知り合い？」
灰色の髪をしたその男子は不思議そうに首をかしげながらAを見やった。
「夏瀬Aちゃん。ほら、前に話したの覚えてない？」
「んん？」
「……ああ！清水が助けてもらったっていう女子か」
黒髪短髪の男子が何かを思い出したようにぽんと手を叩く。その台詞に思わずAは肩を竦めた。
『いやいや。助けただなんてそんな大袈裟な』
「大袈裟じゃないよ。うちの大事なマネージャーを助けてくれてありがとうな」
そう言ってその人は、それはそれは優しく笑った。
＊＊＊
作者よりただの言い訳��(略)
結果。ノーサイドの後、再度夢主ちゃんサイドに戻って話が続くこともあり、何だか分かりにくくなっちゃいました。しかも書き方変わりすぎてない？書き直そうか、いやでも書いちゃったし…と迷った挙げ句、書き直す気力も無くそのままアップしちゃう事にしました。読みにくいと思われた方本当にごめんなさい…！これからも色々と葛藤は続きそうです。こんな作者ですが、今後も是非よろしくしてやって下さい…！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 677人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雨音(プロフ) - コメントありがとうございますT^Tそんな嬉しいことを言って下さるなんて涙が…更新頑張れそうです(*´◒`*)猫様も体調気をつけて下さいね！本当にありがとうございました(*'▽'*) (2022年4月29日 19時) (
レス) id: 9d08cd299b (このIDを非表示/違反報告)
猫 - まじでこの作品大好きです‼︎体調に気をつけてくださいね。 (2022年4月29日 11時) (レス) @page2 id: fd92b45f0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雨音 | 作成日時：2020年7月25日 1時
