緊急事態 ページ9
『えっ、資料の数が合わない!?』
伊｢そうなんです。何回も見比べたんですけど、数が合わなくて…。｣
『……わかった。ちょっと待ってて。』
伊｢え？｣
『安里さんに確認してくる。伊月くんはそこだけ抜かして続けてて。』
伊｢わ、わかりました！｣
後輩に不安そうな顔させちゃダメだ。ここは先輩としてすぐ行動に移さなきゃ。
『伊月くん！資料見つかった！安里さんが予備持ってた！』
伊｢本当ですか！！｣
『うん！さ、残り進めちゃおう!!もう少しだよ!!』
伊｢はい！｣
時計を見れば6時半。そろそろ将大帰ってきてるかな…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『あ〜…終わった〜……』
伊｢終わりましたね〜…。｣
『こんな時間までありがとね。もう9時回ってる…。』
伊｢そんな！こちらこそ、先輩の手伝いができて良かったです！｣
鍵をかけて2人で外に出る。今日は満月だ。
伊｢あの、先輩｣
『ん？』
伊｢もし良ければ一緒に飲み行きませんか？｣
『あ〜…ごめん、今日はちょっと…』
伊｢あっ、そうですよね。いきなりすみません…じゃあ駅まで送ります。｣
『えっいいよ。迷惑でしょ…？』
伊｢こんな時間に女性が1人なんて危ないですよ！送らせてください。｣
『あはは…ありがとう。じゃあお願いします。』
伊｢先輩ってペット飼ってますか？｣
『え？』
伊｢なんか、猫の匂いがするような気がして…。俺も、実家で猫飼ってるんです。｣
『あ、あぁ…よくわかったね。最近猫飼い始めたんだ。』
伊｢そうなんですね！よかったら今度ーー…｣
将｢Aー!!｣
『えっ将大!? なんでここに居るの…!?』
将｢A、帰り遅いなーと思って、迎えに来た！｣
将大は電車も乗れないはず…どうやって!?
そんな私の心の声を察したのか、｢猫の姿の方が鼻が利くし行くのも楽だからなー｣と。
ああ…そうですか……
伊｢あの…？｣
『っあ、え、えっとぉ……』
将｢この人だr((『し、親戚なの!! 少しの間だけ一緒に暮らすことになっててね!!!』｣
慌てて将大の口元を塞いで必死に言い訳を考える。けど、こんな苦し紛れの嘘しか思いつかない私って…(泣)
将(A！！苦しい！！！)
(あんたは黙ってて！！！)
伊｢あ、そうなんですね！じゃあ俺の出番はないですね(笑) お疲れ様でした！｣
『えっあっうん…お疲れ…』
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周(プロフ) - みさきさん» お返事遅くなってしまい本当に申し訳ありません…!!! そう言って頂けてめちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます(泣) まだまだお話続いていく予定ですので、これからも暇な時に見て頂ければと思います！ (2019年5月19日 23時) (
レス) id: 7272c5782c (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - こんなにも更新が楽しみな作品に久しぶりに出会いました！更新楽しみにしてます！ (2019年4月30日 23時) (レス) id: 94a5c4647a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：喜乃 | 作成日時：2019年2月25日 2時
