ここにいるよ ページ39
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『んもー…』
急いでキッチンに行くと、将大が言った通りお粥は見事に吹きこぼれていた
将｢ごめん…｣
『…いいよ、また作り直せば。一緒に作ろう？』
そう言って将大の頭を撫でるとしゅんとしてた顔が一気に輝いて、見ていて面白い(笑)
『ところで、史也は？どこいった？』
将｢あー…、さっきまでお粥見てろって頼んだんだけど、気づいたらいなくなってて、そんでお粥吹きこぼれてんの気づいて…｣
…原因はアイツか
『見つけたら説教だな…』
将｢？A、早く作ろ。健斗待ってんじゃないの？｣
『あ、うん。…あーでも、今は健斗あんまり食べたくなさそうだったから、作るだけ作って私らのお昼ご飯も作っちゃおうか。』
将｢わかった。｣
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『健斗、できたよー…あれ。』
将大と一緒に作ったお粥を持っていくと、ぐっすり眠っていた
まあ、熱出てしんどいもんね。寝れる時に寝ないと
『まつげ長いなぁ…』
普段は気づかなかったけど、改めて見ると結構まつげ長い。もともと綺麗な顔してるもんね
苦しんでる健斗には悪いけど、観察するの結構楽しい…
『…っう、わ！？』
そんなことを呑気に考えていると、突然強い力に引っばられて体勢を崩してしまった
『健斗！？』
寝てたんじゃ…！？
眠っていたはずの健斗の眼はうっすらあいていて、
琥珀色の瞳が鈍く光っている
どうやら健斗に引っ張られて体勢を崩し、そのまま胸にダイブ、と…
健｢…いで…｣
『え、？』
健｢お、いて…いかな…いで…｣
“おいていかないで”
その言葉が何を意味するのか、今の私にはわからなかった
『どうしたの…？私なら、ここにいるよ…』
私が起き上がって健斗の手を握ると安心したのか、またすぐに寝息が聞こえてきた
しかし、閉じられた瞳からは涙が零れ落ちた
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周(プロフ) - みさきさん» お返事遅くなってしまい本当に申し訳ありません…!!! そう言って頂けてめちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます(泣) まだまだお話続いていく予定ですので、これからも暇な時に見て頂ければと思います！ (2019年5月19日 23時) (
レス) id: 7272c5782c (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - こんなにも更新が楽しみな作品に久しぶりに出会いました！更新楽しみにしてます！ (2019年4月30日 23時) (レス) id: 94a5c4647a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：喜乃 | 作成日時：2019年2月25日 2時
