君が何をしたって【鬼滅の刃】

空き地？ ページ35

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そして、都会に行ったは良いものの結局人が多くて酔ってしまった。


だからフラフラしながら歩いて、何も無い空き地があったのでそこでほんのちょっと休もうと空き地に入った。



『はぁ、疲れた……』



もう夜なのに明るいから目がちかちかするし、もっと朝の方にまた来てみるか……

あ、猫かわいい。


そう下を向いていた顔を上げた景色は。



『？？？』



な、なんか蝶屋敷のもう少し小さい版みたいなのがあるんだけど…… え、私空き地に入ったよね？ そもそも近くにこんな所無かったし……


本当意味わかんない…… 誰か居るか確かめてみるか、居ないと思うけど。



コンコンと、手の甲で軽く叩く西洋？ の方でするらしい事をしてみる。



……誰も出てこな〜い。


う〜ん……あ、今気づいたけど人かどうかはわからないけど気配がする!! じゃあコンコンで聞こえなかっただけかもしれないし、声出してみるか。



『……すみませ〜ん!!』



あ、ドタドタ走る音がする。



「誰だ珠世様に近づこうとするふとどき者は〜っ！」



突っ込んできた!?


『ふぅ、あぶないっ……!?』


え、また!?



『と、止まってください！ 誰か知らないけど私何にもしないので！』



「……何だ人間か」



『あ、はい。人間……です』



人間では無いと思うけど、人間じゃないですって言っても意味がわからないし普通に人間と言った。
……最近嘘をついてばっかだなあ、本当に。これでいいのか、という疑問が脳裏によぎるが、聞きたい事があるのでその考えは一旦頭から降り離した。



『空き地に入ったつもりなのにここに居たんですが、何か知ってたりしてます？』



「……その前に質問させてもらう。お前は”鬼”を知ってるか？」



『知ってますよ。というか、貴方が鬼なんですし……』



うん、鬼ということは知ってる。

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