君が何をしたって【鬼滅の刃】

二回目の話 ページ34

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夜の内に狭霧山に帰ってきた。

本当はまだ行きたい場所が二つくらいあるんだけど、あの二人が気になってまたそのままここに来た。
走ってなかったから大分遠かった。そして、今はお昼。この体になるとお腹がすかないっていうのは前々から気づいてたけど、気持ち的にお腹がすいてくる。特にお味噌汁とか見た時に。



えっと、前までの予定だったら早めにご飯を食べるから、今ごろ自分達だけで鍛練をしてるはず。



『あ、居た居た!』



「！…………あ、前の……」



「えっと……」



『？……あぁ、私は琴波A。二人の名前は？』



一瞬、また名乗るのを忘れて普通に話しかけちゃったけど、すぐに思い出したし、向こうの名前を知らなかったしまだ良いよね。



「そうだな……俺は錆兎、こっちが」



「義勇！ というか……錆兎に言われるほど話せない事はないから！」



楽しそうだな、二人とも。



「わかった、わかった」



『仲が良いね、二人とも』



「だって……ってそうだ、前はありがとう」



『そりゃあどうも。まあ、あそこで行く道の特徴を覚えてなければ今話しかけて無いからね』



「そうなの!? ……疲れてたけど見てて良かった……」



「そうだな、義勇」



今日は少し話したかっただけだから、後は行きたかった所の一つ、前行こうとして止めた都会の方に出発した。

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