君が何をしたって【鬼滅の刃】

煉獄杏寿朗 ページ12

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「琴波。これは……”御館様”に話しても良いか」



御館様？ って、誰だろう……でも、煉獄様が様づけするくらいだから、偉い人だよね。



『煉獄様が信用している人ならば良いです』



「そうか。もしかしたらお前を柱合会議に連れていくかもしれない。これは御館様に話すならばあり得ることだ。それでも良いか？」



『はい。先程と同じ答えです』



少し不安はあるけれど……大丈夫。



「じゃあもう良い、感謝する。……出来そうならでいいが、杏寿朗に教えてやってくれないか。呼吸などは正反対だろう、無駄な動きを無くしてやってくれ」



『はい』




年下に教えるとすれば、ちゃんとしてあげないとだよね。


杏寿朗君はどこだろう……




彼を探しながら結構ふらふら歩いていても、結局見つからなかったから稽古場に戻った。



「琴波様ですか！ 父上から話は聞いております、よろしくお願いします！」



『あぁ、よろしく。敬悟なんて使わなくて良いよ。結局三才しか違わないんだし』




「む、そうか!!」




『え〜っと、じゃあまず……木刀か何かを借りて良いかな？ どこにあるかわからなくて……』



「木刀か！ ならば取ってくる！」



『ありがとう、一応二本くらい持ってきてくれるとうれしいかな』



「あぁ！」

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