君が何をしたって【鬼滅の刃】

斬れた ページ4

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「肉だあぁ肉肉肉肉ぅぅぅ」



「これは俺のだ!! お前は違う所の方行けよ！」



これが鬼……複数匹いる。それなら、あの型が良い。……大丈夫。鱗滝さんに教えてもらったもん、いっぱい。



『肆ノ型 打ち潮』



斬れ、た。強くなってるんだ。汗がぶわっと流れてたけど、冷静になれば出来るんだ、私も。

その日、もう特に鬼と出会う事は無く終わった。


そして、次の日。




……やっぱり、食料は必要だよね。木の実とかも朝の内にとらないと……他にも、川の近くの方が良いわけだし。



『……中々見つからないなぁ』



もう夕方頃。少し不安になってきた時に。




『あ、あった！』



やった、と心の中で呟いておく。まぁ、もう言っているようなものだけれどね。

虫は……そういや、夜も夏なのに虫を一匹も見かけなかったんだよね。居ないのかな、別に何でも良いけど。川もある、ここを中心としよう。




ヒュンッ



『弐ノ型 水車』



「ギャアアァァァ！」



よし。やっぱり斬れるんだ。最終選別、突破できるかもしれない。




そのまま、最終日になった。





少し……いや、大分あった不安の色の水が少しずつ、少しずつ。安心する色の水に変わっていく。



そうだ、私の水の型は何故か青や水色じゃない型もあった。鴇色のような型もあれば緑色も。

何でだろうな、鱗滝さんは呼吸が体に合って無いのかもしれないと言っていたけど、水色の型もある訳だからわからないと言っていたな。



いや、今考える事じゃない。余計な事は考えるな、今日も生き残って、鱗滝さんの所へ帰る。

それ以外の事を考えても意味がない、ここでの目的は違うから。



ブンブンと首を横にふり、今度は自分の考えに賛同するように首を縦にふった。
……誰かに見られてたら絶対変な人と思われてただろうな。


よし、今だからこそ気を引き締めて行かないと……









＜姉さんッ!!

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