検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:1,510 hit

ページ4

*



「Hey!」

「よっ!」

「うわっ、なにお前らくっついてんの。気持ちわりい」

「北斗のクラスここなんだ」


ほぼ同時に聞こえてきた4つの声の方へ俺と樹の顔が向いた。

赤髪、茶髪、黒髪に金メッシュ、金髪。

見慣れた姿に笑みが溢れた。


樹「お前ら遅えよ」

慎「だって高地飯食うの遅かったんだもん」

ジ「こいつメロンパンこんなんなってかじってんの!Aha!」

高「そんなリスみたいに食べてないわ!」

京「高地、うるせえよ」


4人とも我が物顔で教室に入ってくる。

樹が入ってきたときと同じで、またクラスのヒエラルキーの上層の奴らの男子が「え?お前らまでなんで!?」と言っている。
それでもって、やっぱり女子は言葉を発していないが、目で追っている。

男子たちに「うちの北斗をよろしくね」なんて言っているジェシー、「お前ここのクラスになったんだ!」と言っている慎太郎、「おお!」と久しぶりの再会みたいな顔をしている高地、「よっ」と軽く交わしている京本。

この4人と樹の5人がここのクラスだったら確実に上層で、今実際に上層の奴らは中層に下がるな、なんて思った。
そんな人たちが俺の友達だなんて今でも不思議に思う。


俺の席まで来た4人は、俺の机を囲むようにして立っている。
こう見ると、背がデカいな、と思う。
なんだか圧も感じるし。


樹「こいつ寂しそうな顔して死にそうだったの」

ジ「北斗うさぎちゃんだね!」

北「べつに死にそうになってねえし、うさぎでもないわ!」

京「思っていたより元気そうじゃん」

北「……だから元気じゃないわけでもないから」

慎「あれ?クラス違くなってきょもほくなんだか気まずくなってない?」

ジ「じゃあ愛してるゲームしなよ!」

北「いや、なんでそうなるんだよ」

京「俺はべつにいいけど」

北「え、嫌だよ」

ジ「じゃあ、高地!俺とやろうよ!」

高「なんでそうなるんだよ!」

樹「待って!俺、高地とやりたい!今度こそは勝つし!」

高「やらねーよ!」


ふと教室内を見渡してみると、クラスの奴らのほとんどが俺たちに目を向けていた。



*

5→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
21人がお気に入り
設定タグ:SixTONES , 松村北斗
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雨中遊 | 作成日時:2021年7月19日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。