検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:460 hit

ページ3

.



「Aって華奢だよね」
「慧こそ」

いかがわしいことをすることもなく、ドキドキしているのは私だけなんじゃないかって思うくらい、慧は私の背中を普通に洗っている。
それがなんだか悔しくて、私はクルッと慧の方を向いた。


「どうしたの? もしかして洗ってくれるの?」
「うん。でも……下は自分で洗ってね?」
「えー」
「じゃあ洗わない」
「嘘だよ、自分で洗うよ。A可愛い」

余裕な笑みを浮かべて言う慧の唇に、触れるだけのキスをする。

「えっ、ちょっとA?」

さすがに驚いたのか目を丸くしている。
私はそんな慧を無視して、身体を洗い始めた。


「慧の腕、細くて折れちゃいそう」
「Aのこと支えられるくらいの力はあるし」
「ふふふ、頼もしいね」
「絶対馬鹿にしてるでしょー」
「してな……」

不意にされたキス。
びっくりして慧を見てみると、色っぽい表情をしていた。私の心臓は、更にうるさくなる。

「さっきのお返し」
「もう!」
「へへへ、A可愛い」
「可愛くない!」



.

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:伊野尾慧 , Hey!Say!JUMP   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雨中遊 | 作成日時:2017年9月22日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。