い も う と 14 ページ15
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至さんが出勤したあと、私は臣さんのお手伝いでみんなの朝ごはんを作ることにした。
今日は休日だから、みんなの朝ごはんはバラバラらしいが作り置きしといて冷蔵庫に入れておけば勝手に食べていくそうだ。
「今日はスクランブルエッグなんですね！」
「朝ごはんにはピッタリだろ？」
「はい！...お兄ちゃんが喜びそう。」
「確かに。」
昨日の歓迎会も臣さんがほとんどのご飯を作ってくれたらしく、臣さんの女子力には本当に驚かされる。
「あ、そうだ。紬さん、今日は朝からバイトらしいんだが...まだ起きてきていないみたいだから起こしてきてくれないか？」
「もちろんです！」
お兄ちゃんが朝弱いのは、ここに来ても変わらないらしい。
そういう所がお兄ちゃんの可愛いところなんだけど！
(なんか、改めて考えると...またお兄ちゃんと暮らせるなんて幸せかも。)
ウキウキしながら、階段を上り、204号室のドアを開けた。
そこにはたーちゃんの姿は無かったが、布団の中で寝息をたてながら幸せそうに眠るお兄ちゃん姿があった。
(うっはぁ...久しぶりに寝てる姿見たけど相変わらず可愛い...)
こっそりスマホを取り出し、写真をｶｼｬﾘと撮る。
これから色んなお兄ちゃんを撮ることにします。
(とりあえず、起こさなきゃ。)
ぐっすり眠っているところ悪いが、お兄ちゃんには起きて貰わねばならない。
とりあえず揺することにした。
「お兄ちゃん、起きて。今日バイトあるんでしょ？」
結構強めに揺さぶっても中々起きないお兄ちゃん。
ゆさゆさ揺れながら、んー...なんて声を出している。
...なんだか、家にいた頃より増している気がする。
「おーにーいーちゃーん！！」
「んん...っ...あともうちょっと...」
布団を引っ張りながら声を掛けるが、お兄ちゃんは中々布団を離してくれないし、起きもしない。
＿＿＿こうなったら最終手段だ。
「もう、お庭のお花1本1本引きちぎって＿＿＿」
「わあ！！！！やめてA！！！ごめんなさい！！！」
ガバッと勢いよく起き上がると涙目で私に訴えるお兄ちゃん。
...それ、本当に私以外に見せないでください、かわいい。
「おはよ、お兄ちゃん♡」
「A...本当に心臓に悪いからやめてよ...」
「中々起きないお兄ちゃんが悪い」
そんなぁ...なんていいながら、なんだかちょっと嬉しそうなお兄ちゃん。
「私が久々に起こしにきたの、嬉しかった？」
「...ちょっとだけね」
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雨村(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» わわわ！！！本当ですね！！笑なんだか危ない感じに……( 報告ありがとうございます、修正しておきます！！ (2018年10月14日 22時) (
レス) id: a3cc1f37d6 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 36のとこで、勉強がべんきになってますぞ…最初色んな意味でビビりましたわw (2018年10月14日 21時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
雨村(プロフ) - にゃるさん» ありがとうございます…！！最近は更新ペースがなかなか安定しなくて本当申し訳ないです。頑張ります！！！ (2018年8月22日 1時) (レス) id: 291ab6483c (このIDを非表示/違反報告)
にゃる(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。これからも頑張ってください (2018年8月21日 21時) (レス) id: 1eb7bde713 (このIDを非表示/違反報告)
雨村(プロフ) - 通行人Ａさん» ほんとだ！！間違いです、すみません(><)ご指摘ありがとうございます！！修正しておきます。 (2018年8月21日 11時) (レス) id: a3cc1f37d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨村 | 作成日時：2018年7月23日 0時
