い も う と 23 ページ24
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「稽古の見学ですか？」
「そうそう！Aちゃんまだ稽古とか見たことまなかったでしょ？今日なんかちょうどいいかなーって！」
数日後の休日。
朝から洗濯物を干していた私に声をかけたのは監督さんだった。
(確かに...私この寮にいるのに稽古1度も見たことないや)
今の公演だと、春組の稽古だ。
ちょっと...いや、大分気になる。
「あの、ぜひ！！見たいです！！」
断る理由なんて、到底なかった。
△▼△
『＿＿＿＿＿君が見えていなかったのは黄金の余興だよ。モラトリアムは＿＿＿...』
「すげぇ...」
「ふふ、でしょ。」
春組の稽古中。皆が真剣な表情で演技をする姿はとってもかっこいい。
(これが、MANKAIカンパニー...)
恥ずかしながら、まだ公演を見たことのない私からしたら、稽古ですら輝いて見えた。
思わず、女子らしくない感想が飛び出てしまう。
「普段の姿を見てる分、なんというか...より、かっこよく見えます。」
普段はアクの強い人達ばかりだからか、こういう真剣な姿を見ると、どうしてもそう思ってしまう。
要するにギャップ萌え。
「皆芝居になると真剣だからね、数ヶ月前まで未経験者だったとは思えないよ。」
「え゛っ、未経験者だったんですか？！」
＿＿＿とても、大きな声が出てしまった。
稽古中だった皆の視線を一斉に集めてしまう。
(私とんだ害悪やないかーい...)
「す、すみません！！稽古再開してもらって大丈夫です...」
「あはは、気にしないで。それだけすごいって思ってくれたんでしょ？」
「か、監督さん...！！！」
本当にここから追い出されてもいいくらいの害悪っぷりだったのに、監督さんは心がほんとに広い人だ。
「よし、一通り通せたかな...一旦休憩にしよう！」
監督さんがそういうと、スイッチが切れたように普段の姿に戻る春組の方たち。
私は慌てて差し入れに、と思ったクッキーを取り出した。
「あの、何か差し入れに軽く摘めるものを、と思ってクッキー焼いたんですけど...よかったら食べてください」
そういって差し出すと、
「え、いいの？ありがとう！」
「監督が焼いたわけじゃないのか...」
「いや、本当に監督のこと好きだな...ありがたくもらうよ。」
「オォー！！おしぼりクッキーネー！！」
皆それぞれ様々な反応を見せながら、嬉しそうに受け取ってくれた。
(あともらってないのは...？)
＿＿最後の1人は、稽古場の隅で、何やらスマホをいじっている至さんだった。
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雨村(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» わわわ！！！本当ですね！！笑なんだか危ない感じに……( 報告ありがとうございます、修正しておきます！！ (2018年10月14日 22時) (
レス) id: a3cc1f37d6 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 36のとこで、勉強がべんきになってますぞ…最初色んな意味でビビりましたわw (2018年10月14日 21時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
雨村(プロフ) - にゃるさん» ありがとうございます…！！最近は更新ペースがなかなか安定しなくて本当申し訳ないです。頑張ります！！！ (2018年8月22日 1時) (レス) id: 291ab6483c (このIDを非表示/違反報告)
にゃる(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。これからも頑張ってください (2018年8月21日 21時) (レス) id: 1eb7bde713 (このIDを非表示/違反報告)
雨村(プロフ) - 通行人Ａさん» ほんとだ！！間違いです、すみません(><)ご指摘ありがとうございます！！修正しておきます。 (2018年8月21日 11時) (レス) id: a3cc1f37d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨村 | 作成日時：2018年7月23日 0時
