Story8 ページ10
「俺をなめるなー!」
飛影は裏切ることなくレバーを上げてくれた。
(良かった…一時はどうなるかと思ったよ)
レバーを上げた瞬間、上から大きな岩が襲って来たが、すぐ避けたようだった。
(素早い動き、あれは戦いにおいて武器になる)
折れた右腕の痛みに堪えながら裏切りの門を突破する。
「ヒヤヒヤさせやがってよぉ、役者だなぁ、おい。けど、性格が悪いのは変わってねぇみてぇだな」
「…フン。別に貴様らを助けたわけじゃない、勘違いするな。頭数が居た方が奴等を倒しやすいのは、俺も同じだからな。」
それを告げて先に行く飛影を見ながら、蔵馬は幽助に「彼流の礼のつもりなんだ、気にしないで」と言い、幽助もそれに答える。
(男の友情か…これから先も良いものが見れそう)
「ッチ。何でぇあの野郎は」
「和真、男は見た目より中身だよ。女の子を守ってこそだよ」
「はい!漢、桑原和真!命を懸けて貴女様をお守りしやす!」
そう言って兵隊の行進のように先へ進んで行く。
「「単純だな(ですね)」」
幽助と蔵馬が声を揃って言う。
「しかも『男は見た目よりも中身だよ』とか、完全にさっきの飛影の言葉を肯定してるじゃねぇかよ」
「潰れた顔は事実だから」
薄暗い煉瓦造りの廊下を歩く。途中で幽助が持つ霊界コンパクトに着信が入る。着信は霊界案内人のぼたんだ。
「貴様、腕は良いのか?」
「霊気で覆ったら不自然だし、あの三人にも気付かれる」
そう言って画面を覗く幽助、桑原、蔵馬を見る。
「この時だけとは言えども仲間だから。心配をかけたくはないんだよ」
「…馬鹿馬鹿しい」
暫く歩くと幽助がふと思いついたように蔵馬に四聖獣について尋ねる。
「そんなのは、俺達も知らないさ。霊界が彼らを魔界に封じ込めてることからも、相当危険な連中だって事は分かるけど」
「それだけかぁ!?」
「誰も敵に初めから能力を教えるなんて事はしないよ」
「かなり人間離れしてる筈だから、びっくりするかもね」
突如どこからか声が聞こえる。敵の声だろう。
四聖獣と言うのは恐らく中国の神話、天の四方の方角を司る霊獣のことだろう。そう考えれば敵は四体。さて、どんな敵がいるのだろうか?
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アマミヤ(プロフ) - 夾さん» コメントありがとうございます!飛影かっこいいですよね〜分かります(^ー^)これからも宜しくお願いします! (2020年3月21日 18時) (レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
夾 - ここまで読ませて頂きました。飛影がかっこいいです!これからも頑張ってください! (2020年3月21日 18時) (レス) id: d64271d75d (このIDを非表示/違反報告)
アマミヤ(プロフ) - 灯霧さん» コメントありがとうございます(*ゝω・)ノ 是非、読ませて頂きます!頑張って更新していきます! (2020年3月10日 11時) (レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - とても楽しいお話ありがとうございます!私も飛影オチの連載載せているので、良ければ見てください!そして続編の方の更新もお待ちしてます! (2020年3月9日 16時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - アマミヤさん» 分かりました。更新再開お待ちしてます。更新頑張って下さい。 (2020年1月19日 15時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アマミヤ | 作成日時:2019年8月31日 20時