Story6 ページ8
一行は迷宮城の入り口に立っていた。
「まるで口を開いている肉食獣だね」
「虎穴に入らずんば虎児を得ーず！前進あるのみ！」
「肉食獣繋がり？諺使うの上手いね」
「そうっすか？！裕加さんに誉められるなんて嬉しい限りです！」
そう言ってデレデレしている桑原を見て幽助が呆れ、蔵馬が苦笑し、飛影に関しては先に進んでいる。
(全く…協調性のないヤツ…)
「行くぞ！」
幽助の掛け声を合図に先に進んでいる飛影を追いかけるような形で奥へと進んで行く。
出口が見えてくる。そこに一つ目の翼を持つ小型の低級妖怪がどこからともなく現れる。
「ようこそ迷宮城へ。この城に入ろうとする者達は、裏切りの門の審判を受けねばなりません。」
そう言って壁のレバーを下ろす。地響きのような音がなり、壁が上から迫ってくる。
まずい、と思った時にはもう全員で壁を支えなければならない状況になっていた。
「裏切り者だけがこの城に入る資格があるのです。貴殿方のお好きな方をどちらでもどうぞ」
とても愉しそうに笑っている使い魔が憎たらしく思えてくる。そんなことを考えていて余裕そうに見えるが実はかなり限界が近付いて来ている。
「誰だ！今、力を抜いたのは！」
「誰だと？てめぇ以外に誰がそんな真似するか！」
「くっ…」
「小杉、大丈夫か？」
ペタッと膝を地面に着かせ、立て膝で何とか持ちこたえる。
「飛影、力を抜いたの私かも…」
霊界から仕事の依頼を受ける程の者でも、所詮は女。力仕事は専門外なのだ。
「貴様、ふざけているのか？！」
「裕加！しっかりしろ！」
(このままでは全員が潰れてしまう。裕加も限界が近いだろうし…どうすれば…)
「くっそっ…一体どうすれば良いんだ？」
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アマミヤ(プロフ) - 夾さん» コメントありがとうございます！飛影かっこいいですよね〜分かります(^ー^)これからも宜しくお願いします！ (2020年3月21日 18時) (
レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
夾 - ここまで読ませて頂きました。飛影がかっこいいです！これからも頑張ってください！ (2020年3月21日 18時) (レス) id: d64271d75d (このIDを非表示/違反報告)
アマミヤ(プロフ) - 灯霧さん» コメントありがとうございます(*ゝω・)ﾉ 是非、読ませて頂きます！頑張って更新していきます！ (2020年3月10日 11時) (レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - とても楽しいお話ありがとうございます！私も飛影オチの連載載せているので、良ければ見てください！そして続編の方の更新もお待ちしてます！ (2020年3月9日 16時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - アマミヤさん» 分かりました。更新再開お待ちしてます。更新頑張って下さい。 (2020年1月19日 15時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アマミヤ | 作成日時：2019年8月31日 20時
