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Story45 ページ47

「飛影の攻撃には弱点がある」
「…弱点だと?」


今までの修行の中で裕加は一度も飛影の戦闘スタイルについて口出しはしなかった。魔界での経験により、確立しつつある飛影の戦闘スタイルに口出しをしないと先に言ったのは、他ならぬ裕加だった。


「刀は折れやすい。縦の力には強いが横の力には弱い。刀を振る時、込める力の方向は全く同じでなければならい。力を真っ直ぐに乗せなければならない」


相変わらず裕加はどこか一点を見つめている。裕加の回りにあるのは虚無。


「さっきの低い姿勢からの剣を横にした力強い攻撃。剣は横でも身体は縦だった。剣を横にすれば威力が落ちる上に力を真っ直ぐに乗せられない」


まるで、独り言のような会話だ。機械が説明書でも読んでいるかのような話し方。


「おい、お前は今どこを見ている」
「……」


隣を見ようともしない。それどころか、聞いているのかも分からない。話したいことだけ話して、こちらの言葉には反応しない。それは、どうしようもなく飛影を苛つかせた。


「おい、隣を見ろ」
「……」
「お前は“何か”に振り回されている。囚われている。その“何か”が自分で理解出来ないのなら、これ以上は付き合いきれん。明日の修行までによく考えるんだな。」


これ以上は何も言わず、その場を離れる。もう一度裕加を見れば、泣きそうな顔をしていたのが、脳裏から離れることはなかった。

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設定タグ:幽遊白書 , 飛影 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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アマミヤ(プロフ) - 夾さん» コメントありがとうございます!飛影かっこいいですよね〜分かります(^ー^)これからも宜しくお願いします! (2020年3月21日 18時) (レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
- ここまで読ませて頂きました。飛影がかっこいいです!これからも頑張ってください! (2020年3月21日 18時) (レス) id: d64271d75d (このIDを非表示/違反報告)
アマミヤ(プロフ) - 灯霧さん» コメントありがとうございます(*ゝω・)ノ 是非、読ませて頂きます!頑張って更新していきます! (2020年3月10日 11時) (レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - とても楽しいお話ありがとうございます!私も飛影オチの連載載せているので、良ければ見てください!そして続編の方の更新もお待ちしてます! (2020年3月9日 16時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - アマミヤさん» 分かりました。更新再開お待ちしてます。更新頑張って下さい。 (2020年1月19日 15時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アマミヤ | 作成日時:2019年8月31日 20時

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