Story33 ページ35
戸愚呂兄弟との死闘を終え、幽助達は帰路へと着く。残ったのは垂金と戸愚呂だけだった。そこへコツコツという足音が響く。
「……嘉六、破産じゃあ…破産じゃあぁぁ!」
垂金は目の前に現れた嘉六に助けを求めるかのように足元にすがり付く。
「助けてくれ…頼む!助けてくれ…!」
だが、嘉六は必死で懇願する垂金を冷たい目で見下ろしていた。おまけにすがり付く垂金を鬱陶しそうに蹴飛ばした。
「何をする!なんだその目は……依頼主の命令を聞けないのか!」
「依頼主?何の話だか…。やっぱりあんた良い死に方出来なかったね」
腰から刀を抜き、戸惑いもなく心臓を突き刺した。その刀で窓ガラスを突く。ヒビの入っていた窓ガラスは簡単に割れ、そこから闘技場へと降りる。
「戸愚呂、お芝居ご苦労様」
声をかければ、倒れていたはずの戸愚呂が目を開く。腹に突き刺さっていた霊剣を消し、起き上がった。
「依頼はもう済んだのかい?」
「垂金ならもう殺した」
「仕事が早いねぇ」
タイミングを見計らったかのように左端のモニターに光が点る。そこに映るのは長髪で右目に傷のある男。ブラック・ブラック・クラブ通称BBCのメンバーの一人である左京だ。
『ご苦労様だったね、戸愚呂兄弟、嘉六。どうだい戸愚呂。あの二人は暗黒武術会のゲストとして呼ぶ程の価値があったかい?』
戸愚呂の口元が怪しく弧を描く。見込み通りのようだ。
『蔵馬、飛影という妖怪もゲストとして呼ぶつもりだ。補欠には幻海を予定している。残るはあと一人なんだが…』
「残る一人なら当てがある」
「小杉裕加か…。でも良いのかい?あんたの目的は…」
話を遮られる。それは了承の上でやっていることなのか。
『五人目は小杉裕加ということで良いのかね?』
「ああ」
『ならば決まりだ』
ここに暗黒武術会のゲストとして呼ばれる者が決定した。浦飯幽助、桑原和真、蔵馬、飛影そして小杉裕加、補欠に幻海。話しは着々と進んでいく。
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アマミヤ(プロフ) - 夾さん» コメントありがとうございます!飛影かっこいいですよね〜分かります(^ー^)これからも宜しくお願いします! (2020年3月21日 18時) (レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
夾 - ここまで読ませて頂きました。飛影がかっこいいです!これからも頑張ってください! (2020年3月21日 18時) (レス) id: d64271d75d (このIDを非表示/違反報告)
アマミヤ(プロフ) - 灯霧さん» コメントありがとうございます(*ゝω・)ノ 是非、読ませて頂きます!頑張って更新していきます! (2020年3月10日 11時) (レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - とても楽しいお話ありがとうございます!私も飛影オチの連載載せているので、良ければ見てください!そして続編の方の更新もお待ちしてます! (2020年3月9日 16時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - アマミヤさん» 分かりました。更新再開お待ちしてます。更新頑張って下さい。 (2020年1月19日 15時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アマミヤ | 作成日時:2019年8月31日 20時