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Story25 ページ27

会話が終わるタイミングを図ったかのようにノック音が響く。

「入るよ。裕加ちゃん、お風呂沸いたからさ、入ってきなよ。」
「ありがとうございます」

気を利かせてくれたのか自分の部屋にも関わらずノックをしてくれる。彼女にお礼を言いバスルームに向かった。

自分ではあまり実感がないのだが、二日振りのシャワーである。髪から下へと水が滴る。そんな横姿を鏡で見れば目に留まってしまうのはやはり背中だった。

「…嫌だな」

鏡に映る背中には痛々しい火傷がある。それはまだ七歳の時に負った傷。この傷を見る度に嫌悪な気分になる。

「…嫌だな」

呟きは水音に吸い込まれる。手は自然と胸元へと伸びる。そこにあるのはロケットペンダント。それを握り締め息を深く吐く。今の裕加には過去の記憶を思い出さないようにするので精一杯だった。


翌日、普段通りに学校に通えば、魔回虫での騒ぎは何事もなかったかのようになっていた。自宅に戻れば直ぐに霊界に向かう。コエンマに依頼の報告をしに来るように呼び出されたのである。

「コエンマ様、裕加様をお連れしました」
「うむ。入れ」

扉が開けば今日も忙しそうに書類に判子を押しているコエンマと隣にはジョルジュ早乙女。

「今回の依頼、ご苦労だった。突然依頼をしてしまってすまぬな」
「話はそれだけではないのでは?」

労いの言葉と謝罪だけならわざわざ霊界まで呼び出す必要がないのだ。こういう時は決まって新たな依頼がある。

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設定タグ:幽遊白書 , 飛影 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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アマミヤ(プロフ) - 夾さん» コメントありがとうございます!飛影かっこいいですよね〜分かります(^ー^)これからも宜しくお願いします! (2020年3月21日 18時) (レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
- ここまで読ませて頂きました。飛影がかっこいいです!これからも頑張ってください! (2020年3月21日 18時) (レス) id: d64271d75d (このIDを非表示/違反報告)
アマミヤ(プロフ) - 灯霧さん» コメントありがとうございます(*ゝω・)ノ 是非、読ませて頂きます!頑張って更新していきます! (2020年3月10日 11時) (レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - とても楽しいお話ありがとうございます!私も飛影オチの連載載せているので、良ければ見てください!そして続編の方の更新もお待ちしてます! (2020年3月9日 16時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - アマミヤさん» 分かりました。更新再開お待ちしてます。更新頑張って下さい。 (2020年1月19日 15時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アマミヤ | 作成日時:2019年8月31日 20時

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